被災地支援センター
JDF能登半島地震支援センター連絡会議(第5回)
日時 2024年11月7日(木)午後2時~3時20分
オンライン開催
1.センターの活動報告
・個別支援と事業所支援の2つの柱で活動を続けている。現在25クール(週)目である。
・個別支援は、11月1日現在で57件行っており、うち継続的に支援している方が21件である。移動支援や、部屋の片付け支援が引き続き多い。センターの所在地である七尾市にお住まいの方が多かったが、輪島市、珠洲市などの奥能登にお住まいの方への支援が増えており、週に1~2件の新規依頼がある。
・事業所支援については、あすなろふたばぱいんの会(輪島市)の支援を開設当初から行っているほか、現在は、一互一笑(輪島市)や、豪雨災害以降は、やなぎだハウス(能都町)、ゆうの丘(七尾市)の支援も行っている。職員の退職・移転などによる人手不足が共通の課題である。
・これから冬に向けて、車両のタイヤ交換なども行っている。
質問 県や市町との連携はどのように行っているか。
回答 保健福祉センター等との連携や、輪島市については、奥能登地域自立支援協議会輪島市連絡会にオブザーバー参加するなどを行っている。行政との連携については、東日本大震災や熊本地震のときと比べて多いとは言えず、引き続き可能なことを探っていきたい。
質問 支援センターの人員は足りているか。また、個別支援のニーズはどのように把握しているか。
回答 人員については、JDF構成団体からの派遣を受け、概ね毎クール(週)6名のスタッフで活動している。東日本大震災や熊本地震のときと比べて人員派遣は厳しい状況である。一方で、センターおよび近辺の宿泊施設の状況から、これ以上の増員は難しい状況もある。
個別支援のニーズについては、NHKニュースの報道を見てご連絡いただいたり、地域の相談支援専門員からの相談、行政や保健師からの相談、口コミなどを通じて寄せられている。
コメント やなぎだハウスについては、職員体制が厳しく、JDFの送迎支援は歓迎したい。きこえない、きこえにくい人の支援では、今後とも、石川県聴覚障害者協会とJDFで協力していきたい。
2-1.石川県身体障害者団体連合会/石川県脊髄損傷者協会より報告
・田中弘幸会長より報告があった。
■報告内容は下記の資料参照
<パワーポイント(PDF)>
<テキストデータ>
2-2.県内各団体・関係団体からの情報など
・ゆめ風基金では、豪雨災害を受けての「豪雨支援見舞金」の支援を開始した。断水を含む豪雨被害を受けた障害者または障害者を含む世帯等が対象で、障害者団体または福祉事業所を通じて申し込みをいただく形である。情報を周知願いたい。
・行政との連携に関しては、石川県視覚障害者協会では、県や市と協力のうえ、二次避難の支援、仮設住宅への入居、また入居後の福祉サービスの調整などを行っている。
3.意見交換
(1)2025年1月、地震1周年を機に、JDF能登半島地震支援センター報告会(仮称)を開催することが提案、確認され、具体的な企画を進めることとした。1月16日に金沢市内での開催を予定する。
(2)来年度(4月以降)の支援の継続については、必要性が高いことから、引き続き具体的な調整と検討を進めることが報告された。
(地元の人材を中心とした活動に順次引き継いでいくべきだとの意見については、本連絡会議の枠組みも生かしながら調整していくことが提案された。)
(まとめ JDF事務局)
参加団体(順不同)
(石川県団体)
石川県身体障害者団体連合会
石川県視覚障害者協会
石川県聴覚障害者協会
石川県手をつなぐ育成会
きょうされん石川支部
地域支援センターポレポレ(ゆめ風ネット加賀)
(JDF構成団体等)
日本視覚障害者団体連合
全日本ろうあ連盟
日本障害者協議会/きょうされん
全国手をつなぐ育成会連合会
全国脊髄損傷者連合会
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
日本障害者リハビリテーション協会
(関係団体より)
ゆめ風基金
難民を助ける会 AAR Japan
ヤマト福祉財団