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被災地支援センター

JDF能登半島地震支援センター連絡会議(第3回)

日時 2024年8月30日(金)午後2時~3時
オンライン開催

開会挨拶 田中弘幸 JDF能登支援センター長(石川県身体障害者団体連合会会長)

1.センターの活動報告

・台風10号の影響で、第15クールは活動期間を1日短縮して本日終了し、第16クールは火曜日に活動開始としている。

・障害のある個人への「個別支援」を行った方は、8月30日現在で44人で、うち25件が完了し、19件が継続・見守り中である。障害種別は、精神障害、自閉症、知的障害、視覚障害、肢体不自由、内部障害、筋ジストロフィーおよび難病などである。

・本日の会議前にも七尾市の相談支援専門員を通じて個別支援の要請があった。毎週3件程度の新規依頼がある。被災した屋内の片付けや、仮設住宅等への引っ越しを含む移動支援の依頼が多い。

・事業所支援については、輪島市内のB型事業所を中心に支援を継続している。

・今後の見通しとしては、次のようなことが考えられる。

    ・現在も1次、1.5次、2次避難所で避難中の方がいらっしゃる。さらには知り合い宅や、車中泊、他地域での避難者もいらっしゃる。今後、避難所の閉鎖等に伴い、奥能登に戻り仮設住宅などで生活を再開する方が増えてくるのではないか。

    ・本人、家族、支援者で、さまざまなストレスを経験している方が多く、話をしていると涙が出る、イライラしやすい、体重が増減した、などの話を聞く。こうしたことも考慮する必要がある。

    ・震災前には障害者福祉や介護サービスにつながっていなかった人への支援ニーズが増えてくるのではないか。障害者や高齢者を支援する人材もさらに不足してくると考えられる。

2-1.石川県聴覚障害者災害救援対策本部より報告

・藤平純一副本部長より報告があった。

 ■報告内容は下記の資料参照

  <パワーポイント(PDF)
  <テキストデータ

質問 団体や情報提供施設の会員・利用者以外の方については、聞こえにくい人を含め、どのよう把握し、支援しているのか。

答え 奥能登では、相談支援専門員が、ニーズのある人を、就労継続支援B型(やなぎだハウス)のサービスにつなげてくれている。聞こえにくい人などの把握は確かに課題がある。情報提供施設(石川県聴覚障害者センター)では、地震発生後に補聴器の電池のことなどで支援の呼びかけを行っており、センターに相談に来た方もいる。

2-2.県内団体・関係団体からの情報提供
3.意見交換(今後の活動について、ほか)


・ゆめ風ネット加賀では、複数の団体・会場で、能登の障害者支援事業所の取り組みについて展示する「のとからの風」展を行う。震災当時の写真パネル展、商品販売、事業所からの報告を行う。ぜひご参加願いたい。

・石川県視覚障害者協会では、日本盲人福祉委員会と協力し、日本視覚障害者団体連合や、県協会の見舞金などの申請を受け付けている。連絡には県や能登の市町の協力もいただいている。
 1月の地震発生以来、視覚障害者の支援活動をしているが、新たなつながりもできて、サービスの利用登録者も増えている。
 道路事情が改善してきたため、各市町での生活訓練も再開している。公費解体などの手続きについては、支援も行っている。
 和倉温泉でマッサージの仕事をしていた人が仕事を失ったが、現在、同温泉内の総湯でマッサージを行っているので利用願いたい。仕事再開の支援も考えている。
(マッサージの仕事支援については連携を考えたいとの声が、他の参加団体からも寄せられた)

・軽度の難聴や、高齢による難聴の方へは支援が届きにくく、課題である。

(まとめ JDF事務局)


参加団体(順不同)

(石川県団体)
石川県身体障害者団体連合会
石川県視覚障害者協会
石川県聴覚障害者協会
石川県脊髄損傷者協会
石川県手をつなぐ育成会
きょうされん石川支部
地域支援センターポレポレ

(JDF構成団体等)
日本身体障害者団体連合会
日本視覚障害者団体連合
全日本ろうあ連盟
日本障害者協議会/きょうされん
全国手をつなぐ育成会連合会
全国脊髄損傷者連合会
全国精神保健福祉会連合会
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
日本障害者リハビリテーション協会
全国「精神病」者集団/精神障害当事者会ポルケ

(関係団体より)
ゆめ風基金
難民を助ける会 AAR Japan 


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