1面 No.67 2025年9月20日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜誰ひとり、取り残さないために、つながります〜 今週17日(水)夜から翌朝にかけて、七尾市のJDF支援センター周辺はたたきつけるような大雨と雷に見舞われました。17日は日中もあちこちで一時激しい雷雨となり、JDFのスタッフも身の危険を感じるほどでした。地元の多くの皆さんが、1年前の豪雨を思い出されたことでしょう。台風の季節はまだまだ続きますが、これ以上、無慈悲な災害が能登を襲わないことを願うばかりです。 日によっては、まだ焼けるような日差しに汗が噴き出すこともありましたが、ひと雨ごとに季節はうつろうようです。穏やかな秋でありますように。 写真 キャプション センターの前で咲くピンクのきれいな花はフヨウだそうです。67クールのメンバーと。 初めての能登支援でした。現地の作業所の利用者や職員の方などのお話を聞くと「災害後、作業所の人数が減った」「仮設住宅の延長手続きを行った」など、被害の影響を実感し苦しい気持ちになりました。『初めての支援者が来る→慣れる頃に支援者が帰りまた新たなメンバーになる』の繰り返しで支援を受け入れる側も疲弊をするというお話も聞き、現地でもその疲弊は感じられた気がします。そんな中でも支援を受け入れてくださった皆様に感謝をし、被災地での支援について考えようと思います。 (神奈川 夢21上星川V 金子春美) 写真 キャプション 移動支援で訪れた仮設住宅で、縁側の家庭菜園をみせていただきました。 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中 弘幸 写真 田中センター長の写真 ★食品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片付け ★避難所などの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談 協力団体との連携により、とりくんでいます。 https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 今回、能登町のやなぎだハウスに3日間行かせていただきました。2日目は農作業の予定でしたが、雨のため施設内で作業を行いました。以前、作業室として使用していたスペースが昨年9月の豪雨で床上浸水となり、今は別の部屋に分かれて作業をしています。浸水した作業室の床を上げる工事が始まり、利用者の方も工事の様子を気にして見に行く姿が印象的でした。地震から約一年半、豪雨から約一年が過ぎようとしていますが、一日も早く、以前に近い生活が戻るよう、今私にできることを地元に戻ってからも考えて行きたいと思います。 (宮城 障害者相談支援事業所ハンズ太白 渡辺正哉) 写真 キャプション お祭りに向けて三夜踊りという地元の踊りを練習する一互一笑の利用者さん 私は被災地支援に参加するのが初めてで、足手まといにならないか不安がありました。現地の方の少しでもお役に立てているなら良いのですが100%自信が持てません。ただ事業所職員の方から能登に残ることを選択したが故の苦悩や、利用者の方からの言葉の中に「怖かった」という感情を伝えたいと言う気持ちを強く感じています。能登を離れる時間が近くなりましたが、能登で起きていること、感じたことを強く伝えて、いま自分たちに何ができるのか考え続けていきます。 (東京 社会福祉法人ときわ会 相場修平) 初めての参加でした。入った現場では利用者さんや職員さんが震災当時のお話をしてくださり、その当時の様子に改めて心が痛みました。過疎地域で災害が起きると復興までに時間を要し、元々サービスが少なく選べなかったものがより顕著になってしまうのだと感じました。生まれ育った地でこれからも生活したい、という気持ちをどうすれば守っていけるのか、これは能登だけではなく、これから災害が起きるかもしれない日本全国どこでも起こり得ることだと思います。 (大阪 ふたかみ福祉会ハピバール 西岡美紀) あすなろふたばぱいんの会で活動しました。2日目の午後に、布を裂いて糸にする裂き織りをしました。初めて取り組む利用者の方でしたが、飲み込みが早く、難しいと思われた交互に糸を通す作業も難なくクリア。新しい仕事に挑戦する姿は頼もしく、ご本人も新しい仕事に取り組めて嬉しかったのではないかなと思いました。職員体制も厳しい中、利用者の仕事を新たに取り組む職員さんに応援のエールを送りたいです。国への怒りがさらに膨らんだ1週間でした。 (埼玉 鴻沼福祉会 そめや共同作業所 出内巳奈子) 写真 キャプション ゴム切りの作業をする、あすなろふたばぱいんの会の利用者さん < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com