1面 No.65 2025年9月6日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜様々な想いを胸に、地元でも考えていきたい〜 65クールは、東京、神奈川、愛知、大分、熊本の1都4県。 障害当事者の方や、今まで何度も応募したけど枠が空いていなくてようやく初めて参加できた方、不安さと楽しみ、自分にできるのか、など様々な想いを持たれて能登まで来ました。スタッフマネージャーも週の中盤で交代され、スタッフマネージャーの方もいろんな苦労や想いをもたれて1週間取り組みました。 クール中の9月1日は震災発生後ちょうど1年8か月です。1年半以上経ってもまだまだ地震や豪雨の被害の影響も色濃く残っている中で、現地の人の逞しさ、明るさ、強さに助けられました 写真 65クール 〜地元に帰ってからも想いを共有したい〜 現地についてはじめに感じたことは地元関東と変わらない暑さでした。JDFの拠点周辺・能登半島を1周した際には、復旧作業が進む場所と、そうでない場所のギャップを感じました。しかし、有名な朝市がスーパーの中で再開されていることや、多くの福祉施設が人手不足の中、定員オーバーしながらも利用者の受け皿として担っている姿を見て、共に前向きに進んでいきたいと感じました。地元に戻ってからも、この経験を職員や仲間に共有していきたいと思います。 (神奈川 はぐるま共同作業所 斉藤 彩菜) 写真 センター長直伝 〜毎週水曜日恒例〜 とり味噌なべの準備 AAR Japanさんとの交流 〜地域を支える職員の役割〜 人手不足の現場に我々のような支援者が行くことは必要なことです。しかし、被災する前からこの地で暮らし、利用者さんを見守ってきた人々の存在がどれだけ必要な存在なのかを再認識しました。保護者や学校の先生など、利用者さんと関わりのある地域の人たちと関係を築いてきた職員の方々の存在が、安心感を与えることが出来るのだと思いました。明日は我が身。今回の支援で学んだことを、災害が起きるかもしれないこれからの備えに活かしていきます。 (東京 食彩さしすせそ 小M 直美) 利用者さんとの待ち合わせ いやされる風景 写真 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中 弘幸 写真 田中センター長の写真 ★食品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片付け ★避難所などの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談 協力団体との連携により、とりくんでいます。 https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 〜収穫されたぶどうがワインに〜 初めての能登支援で、聴覚障害者の就労支援施設「やなぎだハウス」にお世話になりました。ぶどう農園では、残暑の厳しい中、みんなで汗をかきながら雑草を刈り、ぶどうの木がまっすぐ伸びるように、わき芽や余分な枝を剪定ばさみで切り取りました。ここで収穫されたぶどうはワイン工場へ納められ、能登ワインとして醸成されます。 ここでのみなさんの丁寧で熱心な仕事が、美味しい能登ワインを作っているのだと感じました。全国のみなさんにも能登ワインを飲んでいただき、能登の復興を応援してほしいです。   (大分 大分県難聴者協会 小倉 鉄郎) 写真 やなぎだハウスのみなさんとぶどう農園作業 〜日常の暮らしの大切さを想う〜 今回、初めて能登支援に来て現場を見て復旧が進んでいないなと感じました。旅館が営業していなくて多くの方が職を失い大変な生活をしていることを聞いて悲しい気持ちになりました。初日に車で海沿いを走るとキレイな景色が見られましたが隆起している所がたくさんあり、元通りになるには難しいだろうなと思いました。 日々の支援で色々な方から地震の話を聞いて相当苦労された様子だったので少しでも力になれるように帰る時まで頑張ろうと決心しました。 (熊本 グループ・エコ 木場 健一) 写真 ゆうの丘でのカゴ洗い 利用者の方に教えてもらいました 〜様々な生活の課題をみて〜 1年半がすぎ復興が進みが弱い現地をみて、厳しさを実感しました。支援では、通院支援や掃除など生活支援を行いました。実際に発生している問題は、潜在していた社会問題が災害で表出したことが多いと思いました。移動手段の確保は、本当に人が安心して暮らすためにとても大切であり、災害は、弱いところに問題が直結するし、日常でやってほしい、なんとかしてほしいと思っていても声を挙げられない人たちがいることも実感しました。 また、夢かぼちゃさんに訪問中に、あいちの障害者団体「やろまい会」とも交流しました。障害のある人たちにも現地の様子を伝えたり、能登のみなさんと交流する機会を今後もつくれたらと思います (愛知 ゆたか生活支援事業所尾張 大田 哲嗣) 写真 愛知の障害者団体「やろまい会」と夢かぼちゃのみなさんと交流しました < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com