1面 No.63 2025年8月23日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜支援の区切りと継続の間で…暮らしを進めていく、前へ〜 初めての被災地支援でした。午前の給食作りも午後の見守りも、利用者さんが気さくに話しかけてくれて気が楽になりました。宿泊先の女将さんは先週の大雨被害に「次から次と…」と悲しい表情でした。被害の大きさを実感する一方、奥能登の方の話では言葉や姿に前向きな力強さを感じました。支援に入る前は何ができるか不安でしたが、能登と関わることができて本当に良かったです。そしてたくさんの人に繋いでいきたいです。 (東京・きょうされん東京支部 寺岡真佐美) 初日に見学をさせていただいたNPO法人運営のB型就労支援事業所での話の中から、震災後、安定していた生活が急にできなくなっていった利用者のことを思った。震災によるひどく衝撃的なできごと(トラウマ)を体験した場合、精神的・神経的な大きなストレスによって、いわゆるPTSD(心的外傷後ストレス障害)の状態になってしまった人たちは少なくはないだろう。能登半島での大きな災害が新たな障がいのある人たちをむかえ入れる現実に目を向け、可能な限り多くの支援者が寄り添い続けられる社会的な環境づくりに、ひきつづき関わっていきたい。 (神奈川・ひかり福祉会 齊藤進治) ボランティア活動、石川県、いずれも初めてのことだらけで不安もありましたが、来てみれば過ごしやすくあっという間の一週間でした。放デイの施設あだぷとの現場支援に入らせていただき、子どもたちの運動量に圧倒されながらも、その元気さに希望を見出せたような気がします。東京では就Bの施設で働いており、その中にどことなく似た子どももいました。(子どもの頃はこんな感じだったのかな)と想像が膨らみ微笑ましく思いました。 (東京・食彩さしすせそ 芳見和真) 写真、一部稲作が始まり草取り十字軍募集の千枚田。 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 写真 田中センター長の写真 ★食品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片付け ★避難所などの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談 協力団体と連携により、とりくんでいます。 https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 支援スタッフとして2回目の参加だったが、被災地の暮らしに触れる得難い機会となった。 今回、通院の支援をさせていただいた方は、病院でのリハビリテーションが今週で終了し、JDFとしての支援も一区切りとなった。今後、どのように体の機能の維持や、日々の暮らしを進めていくか、考えていらっしゃるようで、できれば、以前行っていた車の運転や、仕事にもチャレンジしてみたいとおっしゃっていた。被災地ゆえの困難は今しばらく続く。私たちでできることがあれば、いつでもご相談くださいとお伝えさせていただいた。来年には羽咋市にトキが放鳥される予定だと話されていた。明るい未来を期待したい。 (東京・日本障害者リハビリテーション協会 原田潔) 写真、一互一笑での給食準備、利用者の方と一緒に手作っています。 2回目の参加で再び能登、前回送迎支援した利用者の方との再会があり笑顔を見れて嬉しかったです。利用者や職員の方から、今の生活や復興の現状を知り、花火を見たよと夏の生活の様子をきいてほっとしたり、雨での被害や公費解体の厳しい実情・現状を知り驚いたりしました。今回初めて個別支援の通院支援に参加させていただき、通院まで公共交通機関を使うと6時間以上かかることを知りました。通院の送迎中ご本人から大変さ、心もとなさ、それもせんなんとを涙ながらに話してくださりました。 (和歌山・麦の郷めぐりゅっく 村田明衣香) 写真、放デイの部屋の様子、壊れた椅子。夏休みの子どもたちは元気いっぱいです。 初回の経験でまず学んだことは、かなり時間をかけないと復興は出きないと思います。@家屋がなくなり生活すのも大変なうえで、道の整備も一部しかできていないと思います。工事をやる人やそれをはじめるための機材を整えていない、いや、それまで行っていないかもしれません(インフラの整備)。Aそこに住む人の不便さ(交通きかん整備)。それでも明るさや行動は、私たちよりも前を向いて生活をされていました。今日支援に入らせてもらった、やなぎだハウスのみなさんは、大変な中仕事をもくもくとやられていて楽しく生活をされていました。最後に感じたことは、私たちが言うよりもまず自分の目で見て下さい。短い時間でしたが人生の良い体験ができたような気がしました。またチャンスがあればこの地に来たいと思います。ありがとうございました。 (愛知・ゆたか福祉会 安永章一) < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com