1面 No.50 2025年5月17日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜報道とかけ離れた現状は、来ないとわからない〜 これまで報道などで知っていた状況とはあまりにかけ離れており、驚きを隠せませんでした。震災から約1年半、まだこのような状況にあることは驚きや怒りだけでなく悲しさすら感じました。その中で知ったことは… ◎復興支援が行き届かず、まだまだ困っている方がたくさんいるということ ◎能登の自然が圧倒的に雄大であること ◎能登の景観がとにかく素晴らしいこと ◎能登の人々が強くとても優しいこと ◎能登の食べ物はとんでもなく美味しい… 能登は本当に魅力的で素晴らしいところだということです! これだけの強みがあれば絶対に大丈夫です。 全国のみなさんで協力して能登を盛り上げていきましょう! NOTO, NOT ALONE (東京 コメット 古川久満) 能登支援に参加させて頂き、現場を見ることの大切さを改めて考えさせられました。報道で聞く内容と、実際見るのでは全然違っていました。 支援の内容としては、通院支援や身障者の方の畑の草むしり等、困りごとは様々でした。JDFの活動が今年の9月で終わったあとどうしようかと悩まれている方もおられ、能登支援は継続して行っていく必要があるのと、能登地域での支援体制も整えて行かなければならないと感じました。皆さんの居場所があるというのは大切な事であり、その場所をどんな災害が起きようとも守り抜いて行く必要があるということを感じました。 (滋賀 蒲生の会 津田貴志) 写真 1.更地になった輪島朝市跡の向こうはがれきの山 2.咲き誇るつつじ 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体と連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 〜働く仲間のみなさんの姿に励まされて〜 ★1年で1番良い季節の支援でした! 寒くもなく暑くもなく雨も降らず、1年で一番良い季節で、つつじや藤の花が色鮮やかに咲く景色を見ながら輪島へ向かう毎日でした。今回、一互一笑、あすなろふたばばいんの会の皆さんと一緒に仕事をしました。いつもながらに感心するのは黙々と仕事に向き合う姿勢です。とにかく皆さん働き者!そんな中でも「今度の土曜日はボーリング大会なんだよ〜」との声もあり、嬉しい気持ちになりました。また、グループホームでの生活も落ち着いてきたという話も聞け、少しずつ平穏な暮らしを取り戻しつつある様でした。また、門前町の仮設住宅に住む方の入院支援をさせて頂きました。門前町の海岸線は隆起した部分が鮮明に見え、利用者の方から「あの岩は出ていなかったんだよ」と教えて頂きました。 (神奈川 夢21 岩山みどり) ★手話を必要されている方のコミュニティの必要を強く感じて・・・ 倒壊した家屋などが1年半経過したなかでもまだまだ手つかずで残っている事を知り、万博の様子が華々しく報道されている裏でこの現実を見ると、復興を優先すべきと思ってしまいます。 今回の支援で一番印象に残ったことは、聴覚障害者、特に手話を言語とする方の生活をどう支援していくのかということでした。やなぎだハウスに支援に行き、仕事場の隣に日本聴覚障害者協会が提言して作られたろう者の住宅をみせていただき、手話を必要されている方のコミュニティの必要を強く感じました。   横須賀でもろうの方が様々な機会にコミュニティの必要と手話が言語であると言われた意味が実感出来ました。 (神奈川 社会福祉法人あまね 海原奏江) ★時が進んでいることを感じることはできたけれど・・・ 2回目の支援に入りました。半年ぶりのあすなろふたばぱいんの会でしたが、まるで先週のことのように感じました。ただ、変わっていたのは、倒壊していた家屋が更地になっていたことです。衝撃を受けた五島屋さんも解体されていました。時は進んでいることを感じることはできましたが、生活されている方たちの復興の気運が高まっているのかは正直わかりません。更地になった後、造成や測量から始めるのかと思うと、ものすごいエネルギーが必要なんだろうと想像します。 個人の責任に終わらせない仕組みやつながりが不可欠だし、この活動も元気玉のように少しでも役に立てたならありがたいことです。 (神奈川 はぐるま共同作業所 金田圭二) 写真 1.やなぎだハウスで働くみなさん 2.一互一笑で雑巾を縫っています   < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】 〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com