1面 No.45 2025年4月12日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜桜満開の能登で、満面の笑顔が咲く〜 写真 夢かぼちゃの設立に関わったJDF支援スタッフの又村さんの訪問。満面の笑顔で記念撮影をしました。 地震発生直後からずっと現地へ向かわねば・・と思っていたところに、さらなる豪雨被害で気持ちだけが焦っていましたが、今クールでようやく現地に入ることができました。 被災エリアの実態は、正直なところ復興はおろか復旧すらも満足に進んでいない印象を受けましたし、継続的な支援が不可欠とも感じましたが、他方で以前からの仲間たちと再会できたことは何より嬉しいことでした。 この先、必ず新たな生活課題が見えてくる段階があると思います。こちらも気を張り過ぎずに、しかし決して離れず「やわやわと」関わっていきたいと思います。 (又村あおい 東京 全国手をつなぐ育成会連合会) 地域の高齢化・職員不足・制度不足など、日常的な様々な課題が複雑に絡み合っている中での被災。その中でも現地の方はたくましく、自分が励まされる日々でした。地震から1年4ヶ月経過した今、利用者の個別支援が浮き彫りになり、対応できる人材が他県・市へ流出してしまい、応えられない現状があることを知りました。課題は尽きませんが、地方ならではの「つながり」が今の能登を支えているのだと現地の方々から教えていただきました。 能登の地に咲くきれいな桜、壮大な海、癒やしの温泉、そして何よりあたたかい人とのつながり。復興に向けて一歩ずつ進んでいる能登を、これからも応援しつづけます。 (橋本 裕美子 福井 ハスの実の家) 2面 ・下左写真 能登鹿島駅のホームで三分咲きの桜と一緒に記念撮影。 ・上左写真 やなぎだハウスの近くを流れる川。豪雨災害で氾濫した。川べりに水仙の花が咲いていました。 ・上中写真 昼食の盛り付けをされている利用者。 ・上右写真 利用者の方が「自分の最新作を見て」と持ってきてくれた絵。自分の頭の中にあるイメージを書いているとのこと。 3回目の能登支援です。前回と同じ場所の事業所支援でした。1週間しかいないから出来ること、他の地域から来ているから出来ることがあると感じました。特に話を聞くという部分です。今ある問題や課題をすぐに解決することは難しいですが、同じ時間を共に過ごすことや、話を聞くことは出来る。人との対話や関わりを通して自分の気持ちを確認することは出来る。それは能登の人たちも自分も同じだと感じました。 そんな対話の中から利用者の方に教えていただいた一言「弁当忘れても傘忘れるな」 (塩谷祥策 神奈川 第三シャロームの家) 3月に続いて2回目の能登支援でした。まさか、中2週で来ることになるとは思っていませんでしたが、ちょうど桜が見られる時期とあって楽しく入らせていただきました。前回、お会いした方の中にも名前を覚えていてくださった方もいて嬉しかったです。 今回は「やなぎだハウス」に入りましたが、コミュニケーションの大事さを痛感しました。「もっと手話を覚えておけば!」と後悔しましたが、皆さんが優しく手話を教えてくださいました。教えていただいたこと、そして教えてくださった人たちのことを忘れません。また会いましょう! (関浩一 長野 アルプス福祉会第2コムハウス) 3度目の能登支援活動だった。昨年6月、12月そして今回は4月。ラッキーなことに毎日が桜を見ながらの移動だった。視察帰り、のと鹿島駅での桜まつりに便乗した。能登鉄道の列車が桜のトンネルから少しずつ見えてきて走り去っていく様に感動し何枚も写メを連写した。  前回同様、一互一笑に入ったが、人手不足で放課後デイとレストランが閉鎖し、以前の職員はグループホームや高齢者施設へ異動となっていた。地域のニーズが高かった事業であることに間違いない!早く子どもたちの声と美味しいレストランの復活を心待ちにしている。 (岩山みどり 神奈川 夢21上星川)