1面 No.32 2025年1月11日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜1年の時が過ぎて・・・支援は続きます!〜 内田さん(埼玉県) 初めての被災地支援に入りました。倒壊した家々を見て言葉を失いました。1年経っても復興があまり進んでいない状況にショックを受けました。次の日からはやなぎだハウスでの支援でした。障害のある人や職員も気さくに話しかけてくれて、心地のいい空間でした。作業のコツを色々と教えてくれる方や、手話ができない私に通訳をしてくれる方、過去の取り組みでの写真を見せてくれ足りした方、たくさんの交流ができました。3日間では足りないくらいあっという間に時間が過ぎていました。 写真 支援に向かうスタッフ 丹羽さん(愛知県) 一互一笑の視察の際に豪雨による浸水被害状況などを伺って、本当に大変だったのだろうと想像しました。そんな中でも踏ん張って支援を続けてこられた事に脱帽の思いです。 輪島市や、朝市などを半年ぶりに見ました。少しずつ道路の状況など復旧が進んでいると感じましたが、まだまだ完全とまではいかない現状であると感じました。 事業所支援では、やなぎだハウスで久々の直接支援でした。障害のあるなしに関わらず一体感のような感覚を得ました。 雪かきも人生初体験で利用者さんに指導してもらいました。楽しかったと手話の一部を見様見真似で伝えたら嬉しそうでした。 写真 やなぎだハウスのみなさんと 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体との連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 〜ともに、歩んでいきましょう!〜 安田さん(滋賀県) 昨年7月以来の能登支援に入りました。視察の中で感じたことは、確実に地味ながらも復興は進んでいるということでした。緩やかだった水道の水が勢い良く出ている、減速加速の連続だった道路が一定速度で走れるなど、確実な復興を肌で感じることができました。現場支援においても皆さん明るく迎え入れて頂き、継続しての活動が実を結んでいることも実感できました。ただ、今回一番の困難は、運転でした。初日にいきなり交通事故に寄る大渋滞。その後も、雪による道路状況の悪化。各作業所等への送迎が多かった私にとっては冬の能登、恐るべしと思わせてくれました。 今クールで出会った仲間達とともに末永い復興のお手伝いができればなと、思いました。 写真 一互一笑カフェの絶品ランチ 写真 第32クールの支援スタッフ 小出さん(埼玉県) 支援に入った施設の職員さんが当時の話をしてくださいました。看護師の立場で救助に入ったそうですが、「潰れた家屋の中から、コンコンと人がいる音が聞こえてきたけど、余震が続き、助けたかったけど助けられなかった。」と。一緒にトイレ清掃した利用者さんが、洗面台掃除しながら、「自分はグループホームにいたけど、妹は自宅にいておばあちゃんと避難した。自宅は1階が潰れてしまった」と話してくださいました。短い期間の支援なので、話を伺い、せめて気持ちを受け止めることができればよいなあ、と思いました。 また、今回をきっかけに、関係を続けられたら良いとも思いました。 福山さん(熊本県) 今回能登支援に携わった経緯は、私自身も被災(R27月人吉球磨豪雨)で川が氾濫した影響で、作業所が浸水し被害をうけました。絶望していたその時に全国から物資、復旧作業、応援メッセージをいっぱい頂きました。その時、僕自身『作業所が再建したら少しでも恩返しできたら』と思い、今回携わらさせていただきました。視察の中で現地の方々の笑顔がとても素敵で、この地域を盛り上げようという気迫が凄いなと感じ、これが本当の『地元愛』だと。僕も皆様に負けないように、もっと地元を盛り上げます。『One for all All for one』これからも共に歩んで行きましょう。