1面 No.29 2024年12月7日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜誰ひとり、取り残さないために、つながります〜 第29クール(12月1日‐7日)は地震から11カ月、師走になりました。本田雄志事務局長は「地震から1年が経とうとしていますが、元旦を迎える気持ちは複雑です」とおっしゃいます。相談支援等に携わっておられる木谷昌平さんも「元旦は私たち能登に住む者は不安」「6月と11月の大地震で、また来るんじゃないかと思う人も多い」とおっしゃいます。能登は雪の季節を迎えました。 写真 キャプション 29クールのメンバーと本田事務局長 初めて支援スタッフとして参加しました!能登の復興は進んでいないと聞いていましたが、まだ被害の爪痕が生々しい現場を目の当たりにすると、もうすぐ一年も経過するのにと、やるせない気持ちになりました。支援では、「やなぎだハウス」という聴覚障害者協会が運営する事業所に行きました。皆さん手話で楽しそうに会話をしながら作業をし、もっと手話を知っておけばよかった、と後悔…。利用者さんの自宅の公費解体作業の手続きにも立ち会わせて頂いたのですが、まだまだ煩雑な手続きは続く様子。どんな形でも応援を続けていきたいと感じました。(東京 グループホームこんぺいとう 星野ちあき) 今回の活動で「事業所の役割は仲間にとって大切な居場所をつくる事」ということを改めて感じました。普段は当たり前の事すぎて、深く考える機会がありませんでしたが、被災地で大変な状況に置かれ、生活環境が激変する中でも、事業所を再開し、利用者支援に取り組んでいる職員、そして仕事や活動を頑張り、休憩時には楽しむ仲間たちに触れ、逆に元気をもらいました。今回の支援活動で感じた事を所属の法人、青森の皆さんに伝え、継続した支援に繋げたいと思います。そして、地元でも北陸の美味しいもの食べて応援したいと思います。貴重な体験をありがとうございました。一緒に活動したスタッフの皆さんもありがとうございました。(青森 あいゆう工房 八木橋敏晃) 〜障害のある人の相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 写真 田中センター長の写真 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体との連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 家屋に押しつぶされたままの車「燃料が入っているよね、大丈夫なの?」「重機が全然動いていないけど?復興って進んでいるの?」そんな疑問ばかりの視察。被災した輪島市町野町の「もとやスーパー」の復興に向けての心意気には涙が出ました。支援活動は聴覚障害の方が通所する「やなぎだハウス」。熊本支援の時は被災者の家の片付けが活動のメインでしたが、能登支援は過疎地特有の移動支援がメイン。やなぎだハウスに通う利用者の送迎や通院同行です。やなぎだハウスは、私が入職したての頃の作業所や利用者に雰囲気が似ていて、30年前にタイムスリップをしたそんな初心に戻れた活動でした。(東京 食彩さしすせそ 鈴木弘辰) 輪島市内の多機能事業所「一互一笑(いちごいちえ)」に行きました。みなさん明るく活動していましたが、地震が起きた当初や水害の時の様子などをうかがい、辛い経験の連続で、想像をはるかに超えた現実に心が痛みました。移動支援や外出支援の途中でも、倒壊した建物や土砂災害の跡などがそのままの状態でしたが、「これでも片付いてこの道が通れるようになってよかった」と職員の方からは聞きました。復旧・復興が追いつかず不便な生活が続き、たくさんの我慢や苦労がある中で、前を向いて活動している利用者のみなさんや職員のみなさんの姿に元気と勇気をもらいました。数日の支援ではあまり役に立てなかったと思いますが、今回、暖かく迎えてくれた方々と楽しく交流できたことに感謝しています。(東京 リサイクル洗びんセンター 川村民枝) 写真 キャプション 輪島市役所にあった熊本県益城町からの応援メッセージ 写真 キャプション 一互一笑(輪島市)のみなさん 写真 キャプション やなぎだハウス(能登町)のみなさん 初めて被災地の支援スタッフとして参加しました。初日はまず被災地の視察に向かい、テレビのニュースで見たような状況を目の前にしました。知っていたとはいえ、かなり衝撃的な光景。地震からおよそ一年が経とうしているにもかかわらず、復興がほとんど追いついていないという現実...。活動は移動支援と事業所の現場支援がメイン。今回は就労支援B型作業所「ゆうの丘」でお手伝いさせていただきました。こんな状況にも関わらず、笑顔で作業する仲間たちに、こちらまで元気づけられました。機会があればまた支援に参加したいと感じました。(埼玉 みなのさと 藤嶋望海) < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com