1面 No.27 2024年11月23日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 輪島市を視察。建物は公費解体が始まっていましたが、終わりがないという様子でした。視察後は「あすなろふたばぱいんの会」で下請け作業のお手伝いをさせて頂きましたが利用者の皆さんも暖かく受け入れてくださいました。職員体制が少ない中で安定した作業を行う事はとても大変だと思いました。この先も支援を続けていきたいと思いました。 功刀(神奈川) 被災地の現状は想像以上に時間を要するものだと厳しい現状を知ると同時に日々の生活も少しずつ取り戻していました。一互一笑の支援に入り作業支援、見守りを行っている中で、「地震の時は避難所開設や対応は失敗だらけだった。水害時はその教訓を活かしスムーズに運営できた。何事も経験に勝るものはない。失敗の経験も大事。」「震災直後に、利用者の安否確認をする中で倒壊した家屋から助けを求められ、何を最優先にすべきか分からなかった。」という話が印象的でした。少しずつ震災前の状況に戻りつつありますが、職員や利用者、作業が減り、今後の事業所運営や利用者工賃の問題はこれからの課題です。 堀(神奈川) 写真 解体が進む輪島のビル 写真 一互一笑・カフェのランチ 奥能登豪雨で被災した、障害のある人へのお見舞金(ゆめ風基金) ●お見舞金をお届けできるのは、以下の2点に該当する世帯です● 1、地震被害を受けた地域で、今回の豪雨で断水をはじめ、様々な被害を受けられた障害者 または障害者を含む在宅の世帯。グループホーム等の利用者にあっては、床上浸水等で 個人の財産に被害のあった方。 2、障害者団体または福祉事業所が上記を確認できること。 上記の世帯に「認定NPO法人ゆめ風基金」より1世帯10万円をお見舞い金としてお届けします。 なお、見舞金は「推薦団体」を通じてお渡しします。締め切りは2024年12月13日。  JDF能登半島地震支援センターは「協力団体」として申請手続きなどの支援をしています。 問い合わせ先 TEL 06-6324-7702 FAX 06-6321-5662 2面 〜現場支援と個別支援のとりくみから〜 私の今回の支援は作業所支援ではなくほぼ個別の支援で、震災で生活の困難さが浮き彫りになり、JDFとつながった方が多かったです。支援内容は部屋の片付けや掃除、荷物の移動や人員不足による通院支援、移動支援でした。支援を行う中で、障害のある方たちを支える人達の人材不足、復興支援の遅れ、地元の人たちの頑張っている姿、災害に対する準備の大切さを知ることができました。それらを支援から戻って、多くの方々に伝えていく事も私たちの役目だと思いました。 柏木(福岡) 能登半島は3年前に旅行で訪れていたこともあり2回目の訪問でした。当時の賑わいはなく震災、水害による被害の大きさを目の当たりにしました。和倉温泉を拠点に能登町、輪島市にある事業所の支援に入りました。少しでも支えられることがあればと思い初めての被災地支援に参加しました。現地の方々は被災しているにも関わらず暖かく迎え入れてくれ多くのことを教えてくれました。一人でも多くの人が能登を知り、思うことが支援になると思います。美しい景色、美味しい食べものたくさんあります!! 阿部(埼玉) 今回の支援に参加する以前から地震・豪雨の状況は報道で見ていましたが、直接自分の目で見て感じるのとでは全然違う印象を受けました。11か月たった今でも支援センターがある和倉温泉は今回の地震の大きさを十分実感できる状態です。しかし、奥能登に近づくにつれ、路面の状態が悪くなり、全壊している家屋が増えたりと、今回の地震が相当な被害である事を感じました。また、車が一台も止まっていないのに開園している水族館の寂しさは印象的でした。そんな中でも、今回支援に入らせて頂いた作業所の人達、現地の人達が日常を精一杯生きている姿をみて元気をいただきました。必ずもう1度能登に来たいと思います。直接見ないとわかりません。ぜひ能登に来てください! 加治屋(埼玉) 写真 自宅の片付け 写真 とりやさいみそ鍋 JDF能登半島地震支援センター 支援休暇期間のお知らせ 12月22日(日)〜1月4日(土)まで支援休暇となります。 急ぎの相談は、ファックス、メールでお願いします 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com