1面 No.26 2024年11月16日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜わが町の防災とも重ね合わせて〜 私自身紀伊半島大水害の被害を受けていて、その地域で今も暮らし働いています。一度絶たれたライフラインを普及し元の生活を取り戻すには大きな労力と時間が必要でした。このことを考えると、今回の能登半島で起きていることは、地震・津波・大雨という三つの要素から考えうるほぼすべての災害が起こっていることを目の当たりにして、心が痛むと共に、防災委員として担当する和歌山県内での災害を想定してしまいました。半島部分で起こった災害に関しても、事前の備えを上手くできるようにしっかりと考えようと思いました。出会った人たちは「災害を受けようとも、人や事業を支えよう」「そのために外部からの人や力も受け入れよう」という気持ちが伝わってきました。 平澤(和歌山) 写真 崩落した路肩と川の堤防 26クールから能都町の「やなぎだハウス」の支援に入りました。14人の利用者と3人の職員の事業所です。10名が聴覚障害の方でした。ハウスは、輪島・珠洲・穴水・能登の2市2町の聴覚障害の方々の拠点の為、長距離の送迎は欠かせません。私が送迎を担当した方は、仮設住宅から34キロほどの道のりでした。ハウスの仕事は着物の端切れを利用者たちでパーツを分業し、素敵な草履などを作り出していました。皆さんの働きぶりを見て、自分もまだまだ頑張ろうと励まされました。 小野寺(埼玉) 写真 やなぎだハウスの仲間たち 障害のある人の相談お待ちしています JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体と連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 現場支援と個別支援のとりくみから 80代女性の同行支援をおこないました。市役所へ同行したときは窓口でなかなかすすまない公費解体について行政職員へ不満を募らせていました。その後、彼女が被災した家を訪案内してくれました。彼女の話では、今暮らしている団地から毎日、徒歩で1時間かけて夕方までこの家で過ごしているとのことでした。ではこの家が無くなると困ることになるのではないですか?と尋ねると複雑な表情をしました。この日、初めて被災した方の内にある矛盾を知ることができた気がしました。 武田(和歌山) 写真 解体が進む輪島のビル 「一互一笑」の事業所支援に入りました。震災後、他地域への避難や引っ越しで利用者が減少し、職員さんも震災前後で入れ替わりがあったそうです。建物も、瓦がずれていたり天井にヒビが入っていたり、震災の被害の跡が色濃く残っていました。そのような状況でも、皆さん明るく、そして一生懸命仕事に取り組まれており、私のことも暖かく迎えてくださいました。10月29日から再開されたカフェでとても美味しいランチもいただきました。 行年(和歌山) 写真 カフェ一互一笑 今回初めて被災地支援で現場に入りました。被災の状況や被災された方たちの声を聞くうちに、自分に何ができるのだろうか? と不安な気持ちになりました。が作業所支援や通院援助をする事により現地の方々に少しでも笑顔になっていただければ今回参加した意義があったと想いました。 岡本(和歌山) 写真 一互一笑さんのランチ < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com