1面 No.25 2024年11月9日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜誰ひとり、取り残さないために、つながります〜 障害のある方の支援や被災者の方々との交流を通して、能登半島地震による被害の様子を目の当たりにしました。さらに、能登半島ならではの自然や特産物、伝統工芸品など地域性を活かした町づくりを受け継いできた土地であることを実感しました。しかし、震災を機に地元を離れる決断をする人が多いようでした。それでも、多くの人が復興にむけて一歩ずつ進んでいるのは確かです。インフラの整備も充分整っておらず、慣れない環境での生活を強いられる中で、震災前のように仕事を続けられることが心の拠り所となっているようでした。人と人、場所と人を繋げる JDF の活動が少しでも被災者の皆さんを勇気づけることができれば良いと思いました。(げんきむらプリント工房 小林海月) 写真 輪島の仮設朝市 公費解体審査の立会いでは、家屋の整備(解体など)をすすめて欲しいけれど、そこには生活を築いてきた時が刻まれ、思いがある複雑な心境があることを知らなければならない。 また、施設通所されている方は、家も更地にしてしまったのに、3 年目には有料化となる。仮設住宅に移れたとしても、兄弟も亡くなり、ひとりで生活を送っていかなければならない不安だと話される。 未来に歩みをすすめるときには、明るい思いだけでなく、それに伴う痛みや悲しみがあることを突きつけられました。その思いを受け止めなくてはならないですね。 (全国精神保健福祉会連合会 小幡恭弘) 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体と連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 〜現場支援と個別支援のとりくみから〜 今回で能登支援は 2 回目になります。そこで感じたこと、 第1. 地震や豪雨災害の後片付けがあまり進んでいないこと 第2. 被災されたお年寄りが一人で何回も市役所に行きなかなか倒壊した家の解体のめどがたっていない。 お年寄りに対して手厚い援助の手を伸ばしてほしい。 第3. 仮設住宅に住んでいて豪雨に会い、住むところがなく大変であったこと。もっと行政が 2 重の被害が出ないような対策をとる必要を感じます。 まだまだボランティアが必要だと思います。(元社会福祉法人ゆたか福祉会 近藤左千夫) 写真 個別支援に入った方の自宅 写真 輪島の仮設住宅 写真 25クールのスタッフ 今回のボランティアで公費解体へ臨む方の立ち会いにご一緒させていただきました。 ニュースでは簡単に『復興に向けて公費解体が進んでいます!』と流れる中、その裏では、一人一人が思い出の家を手放す辛さと悲しみ、今後どうすればいいの? という大きな混乱に直面している現状を目の当たりにしました。まだまだ市内の至る所に崩れた家があり、それだけの人の人生が変わったことを思うと言葉もありません。ただ皆この地で一生懸命に生きているだけです。少しでも多くの必要な補助(支援?)が入り、ここに生きる人が少しでも納得して生きていける日が来ることを願います。(いずみ野福祉会 島本夏翠) < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com