1面 No.23 2024年10月26日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜誰ひとり、取り残さないために、つながります〜 第23クール(10月20日‐26日)は能登豪雨から1か月。21日(月)に輪島市の被災地視察中、午前9時半に防災無線で黙とうの呼びかけがあり、スタッフ一同目を閉じました。 今クール終了の翌日27日は衆院選と七尾市長選の投票日ですが、地震と豪雨で被災した障害のある人の願いが政治や行政に届くことを願うばかりです。 <写真><キャプション>10月24日は当センターの本田事務局長の80歳の誕生日!おめでとうございます!! 1週間はあっという間で、能登の景色や出会った方々に少し馴染んだかなと感じた頃には最終日を迎えることに。視察や活動を通して、地震と水害の後の利用者の方々の生活の状況や想いを、人からの情報ではなく自分の視点で感じ、能登地震支援の意味を考えながら活動しました。住み慣れた住居や馴染みの店、通勤の道がなくなる大変さを聞くと、元はどれも大事で必要なものだったことを実感しました。瓦礫撤去、復興の進み具合ばかりが取り沙汰されていますが、知れば知る程息の長いつながりが必要と感じました。(和歌山県 megluck 村田明衣香) 4月に初めて能登での活動に従事してから半年、復興という意味ではまだまだあまりにも辛い光景が数多く残っていました。しかし、少しずつではありますが家などの解体が進んでいるのも事実。何よりも今回変化を感じ印象深かったのは、そこで生活する人の姿が戻ってきたことでした。犬の散歩や井戸端会議など、どれもホッとする光景で、力強さを感じずにはいられませんでした。ただ、1ヶ月前の豪雨災害がなければ・・と心から悔やまれます。今クールは豪雨災害から1ヶ月という節目でもありました。亡くなられた方、被災された方に心からお悔やみ並びにお見舞いを申し上げます。(和歌山県 エルシティオ 中濱倫太郎) 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体との連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 拠点がある和倉温泉『総湯』。毎日のように夕方は屈強な猛者で溢れかえっている。土木関係者だろうか。私が支援に入った『あすなろふたばぱいんの会』を利用する仲間たちは一様にどこか明るい。地震と洪水を経験したのに、だ。ゲームやアニメの話をしつつ、ぽつり「本屋がなくなったけどまたきっと戻ってくる」と、未来を見ている。近所のスーパーでは輪島朝市が毎日のように開かれていた。お店のおばあちゃんたちの笑顔が眩しい。そしてなによりも毎日刻々と変化する瓦礫の撤去や道路工事の進捗状況はすさまじいものだった。まだまだ無残な状態はあるが未来は明るく見えた。(和歌山県 たつのこホーム 前史範) 和倉温泉から能登島に一歩足を踏み入れると、こののどかな風景からは想像できない甚大な被害の状況を目の当たりにし、自然災害の恐ろしさをあらためて感じました。支援した方が「この橋がなくなったら終わりや。何とか残ってほしい。」と悲しそうに話していたのがとても心に残りました。支援の最後には、泣きながら「ありがとう」と言って下さり、嬉しく思いました。今回の支援でお世話になった本田さんをはじめ、赤松さん、和歌山支部のみなさんと一緒に活動できたことは学ぶことが多く貴重な経験になりました。このご縁をきっかけに今後も被災地支援を継続できればと思います。一週間ありがとうございました。 (神奈川県 夢21西谷T 大野和英) <写真><キャプション>和倉温泉から望む七尾市と能登島を結ぶ朝焼けの能登島大橋 能登半島地震から10ヶ月、能登豪雨から1ヶ月が経った視察で、ダイレクトに現地の厳しさを感じました。今も全半壊の家屋が並び、道路もあちこちで破損したままでしたが、出会った方々は皆さん温かく、輪島の朝市で買ったオムライスはとても美味しかったです。 個別支援では家財道具やたくさんの思い出を運び出し、捨てるに捨てられない思い出の品と葛藤している姿をみました。作業所支援では一緒に作業をしながらたくさんの笑顔がみられ、作業所が皆さんにとって安心して過ごせる場所になっている事を実感しました。 現地を知ること、想いを寄せること、考え続けること、これからも復興に向けてできる事から取り組んでいきたいです。またいつの日か復興を遂げた能登に来たいです。  (和歌山県 社会福祉法人いこい 保田尚芳) <写真><キャプション>支援センターから徒歩3分、和倉温泉の有名な旅館 加賀屋も大きな亀裂が入り、あの日から時間が止まったままです <写真><キャプション>輪島市街地の仮設住宅。先月の豪雨による浸水の爪痕がサッシに残っていました < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com