1面 No.21 2024年10月12日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜息をのむような地震と豪雨の複合的な災害の中で〜 奥能登を襲った豪雨災害から、2週間がたちました。息をのむような地震と豪雨の複合的な被害の光景の中、21クールの活動を行いました。 輪島市社協の泥出しボランティアに参加したり、豪雨被害の大きかった町野町の仮設住宅にお住いの障害のある方に支援物資を届ける活動も行いました。 <写真>豪雨災害を受けた住宅 今回、民家の泥かき出しのボランティアを行う事となりました。 おおよそ10人ぐらいの支援者で各々が自然と分担になり約1時間半である程度見通しが立てるまで作業を進めることが出来ました。今回作業したところは海岸線にある家で、地震の影響での隆起が激しく、裏は山ということもあり、湧き水も常に流れ出しており、復旧には相当な苦労があるものと想像されます。 地元の建築関係の方が海岸の柵にこびり付いている泥を一人でかき出されているのがとても印象的でした。(松岡) <写真>泥の入った室内の様子(泥かき作業中) 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体との連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 〜現場支援と個別支援のとりくみから〜 地震と豪雨災害にあった保育園の園庭の泥かき作業に参加させていただきました。泥はずっしり重く力が必要な作業でした。私はパンダの遊具の泥かき作業を行いました。いつかまた子どもたちがこの遊具で遊んでくれたら良いな・・と思いながら頑張りました。ボランティアの方が一体となって作業を行い、少しずつきれいになっていく園庭を見るのがすごく嬉しかったです。 実際の被災地の様子を多くの人に知ってもらうことが大切だと感じました。自然災害は、いつどこで起こるか分かりません。自分の身や大切な人を守るために普段から備えていきたいです。私にとって、被災地支援の経験は忘れられない大切な経験になりました。 (古賀) 仮設住宅に住む方々への物資運搬と、安否確認を行いました。道中、輪島で一番豪雨の被害が多い地域を通ったところ、大木が家屋に流されていたり、多くの被害状況を見て胸がとても痛みました。 お一人の方は豪雨以降宅配弁当や移動販売は中止になり、民生委員さんに食料を買ってきてもらっていたそうです。そんな中JDFからの物資をお届けし、喜ばれていました。 避難所から仮設住宅に移ることが出来ても、豪雨災害により新たな課題が増えているので、今後も支援を続けていきたいと思いました。(新塘) あすなろふたばぱいん会で支援に入らせていただきました。元は15名ほど通所されていたようで、現在は6.7名のなかま(利用者)が作業をされています。初日すぐになかまから声をかけていただき、仕事の順序のこと、地震のこと、プライベートなことをお話していただき、なかま・職員ともにとても、あたたかく輪に入れていただきました。週替わりで別のクルーが入ることは、どこかでストレスがかかることだとも思いますが、あたたかな対応に胸が熱くなりました。この1週間で自分に何ができたのか、わずかなことだとしても、次のクールに繋げることができていたなら、幸いです。(牧野) 傾聴支援の依頼を受けて、聴覚障害のある方のお話をお聞きしました。聞き手の私たちは、手話が出来ません。口話と筆談でコミュニケーションをとりました。震災時の怖かった話、寒い中水を運んだ話など震災当時の話をお聞きしました。また、手話ができないご家族や職場の方とコミュニケーションをうまくとることが難しく、伝わらないもどかしさに、怒られているような気持になったり、自分がイライラしたり、そんな自分に落ち込んだり…と悩みを話してくださいました。友人や手話で話せる仲間が避難のため地元を離れてしまい会えなくなった寂しさも聞かれました。困っていることや、つらい気持ちを誰かに話すと心が少し軽くなる…そんな思いをきいて欲しいと感じました。誰もが、地震でたくさんのストレスを抱え、気持ちがトゲトゲしてしまうのかもしれない…。早く心配事が少しでも減って、安心して穏やかに暮らせるようになってほしいと願うばかりです。 つらい話の中にも、趣味の話や楽しかった思い出の話には笑顔があり、前に進んでいく光になってほしいと思いました。(笠原) < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com