No.2 2024年5月25日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 珠洲市蛸島仮設住宅を視察しました 5月23日(木)社会福祉法人すず椿の利用者、職員の方の案内で、珠洲市の蛸島仮設住宅を視察しました。 東日本大震災の時とほとんど変わらない外観と住宅内の仕様に被災者の住環境の厳しさを改めて感じました。 入口までスロープはついているものの住居内には段差もあり、お風呂も狭く、身体に障害のある方には使いづらい住宅でした。仮設住宅の利用期限は2年間とのこと。2年後の生活設計が見えてこない不安を住民の方からお聞きしました。仮設住宅の横には大きなキリコの建屋がブルーシートに覆われて立っていました。日本遺産キリコ祭りの再開はいつになるのでしょう。仮設住宅の視察に先立って、被害の大きかった正院町を案内していただきました。通り沿いのほとんどの家屋が被害を受けていました。大きな家も多く、海と山に挟まれた豊かな地域のくらしの営みが垣間見えるようでした。今後それらの家屋が解体され、更地になったときに、地元の人たちは戻れるのだろうか、集落はどうなるのだろうと心苦しさを感じました。(塩田) 写真 仮設住宅 写真 破損した自宅 < 支援スタッフを派遣してください > 被災した障害のある人たちを一緒に支援していただけませんか? ○ 日曜日15時30分集合、土曜日10時00分解散が基本となります。 ○ 集合場所は、JDF能登半島地震支援センター(石川県七尾市和倉町カ18)です。 ○ その他、詳細については「支援員派遣要綱」に記載しています。支援員の希望をされる場合は、現地支援センターではなく、各所属団体を通じてJDF事務局にお申込ください。 第2クールも「あすなろふたばぱいんの会」(輪島市)の支援に入っています! 第2クールでは、利用者の方の施設外就労に同行しました。市役所のトイレを別の事業所の利用者の方と一緒にきれいに掃除されていました。まだ体験実習とのことでしたが、週3回これからもがんばってほしいです。  全国からコーヒーの注文も入っており、利用者さんと一緒に宅急便を出しに行きました。利用者の方は業者とも顔見知りで伝票を見せてやり取りされていました。対応も手慣れており、仕事に対しての責任と誇りをもって取り組まれている姿が印象的でした。(仙石・渡辺) 写真 トイレ掃除の様子 写真 コーヒーの注文を宅急便で届けます 個別支援を求める人たちがたくさんいます NHKの報道以来、支援を求める方からの電話が入るようになりました。家の片づけや災害ごみの処分だけでなく、病院や銭湯への送迎の希望もありました。もともと社会資源が少ない地域で、地震によって障害のある方の生活が、より厳しくなっていることを実感します。罹災証明書が取れていない方は6月から災害ごみが有料になります。そんなことから5月中に片づけたいという電話もありました。視覚障害の方からは部屋の中はヘルパーさんに頼めるけれど庭の整備は頼めないのでという依頼もあり、制度の隙間の対応もこれから増えてくるのではないかと感じました。災害ごみ置き場の人たちは分別の仕方など、優しく教えてくれました。(中村・高橋) 写真 災害ゴミ出し < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com