1面 No.15 2024年8月31日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜誰ひとり、取り残さないために、つながります〜 第15クール(8/25-8/30)の初日の大雨でJR七尾線が運休。支援スタッフは集合するのに苦労しました。その上、大型台風10号接近のために活動を1日繰り上げて、8月30日(金)には終了しました。それでも、月曜から木曜まで、支援スタッフは能登で奮闘して、被災地の障害のある人に寄り添い、貴重な出会いと経験を重ねました。 <写真><キャプション>第7クールのメンバー 支援に行く時に所々、家が傾き道路まで瓦礫が散乱して通行止めになっており、迂回するところがかなり多かったです。道路もまだまだガタガタでスムーズに走ることが出来なく時間に余裕を持って行かないといけませんでした。少しずつ復興はしていると思いますが、まだまだ時間がかかりそうだと感じました。テレビなどで報道されているより状況が酷くてびっくりしました。支援に参加して、力になれたか?分かりませんが、凄く勉強になりいい経験が出来ました。(奈良県天理市 ふきのとう 榮有加) 今回初めての被災地支援でした。震災の報道があまりないので状況がよくわかっていなかったのですが、思った以上に被災の状況がひどく、唖然としてしまいました。被災がひどかった地域は全く手つかずの状況で、復興には時間がかかってしまうと感じました。被災した方々の気持ちを思うと胸が痛くなる思いです。仮設住宅や1.5次避難所に住まれている方もまだまだたくさんおり、今回の移動支援のようにまた何か力になりたいなと思います。今後、能登地域がどのように復興していくのか、自分の目で確かめたいので、また支援にきたいと思います。(東京都日野市 すずかけの会 西尾眞哉) 〜障害のある人のSOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体との連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 初めての震災支援にきました。 実際に倒壊した住宅などを見学させていただき、災害のすごさを肌でかんじました。倒壊した住宅を片付けて更地にしている光景をみましたが、全体的にみて片付けはまだまだ進んでいない状況であることがわかりました。一次避難で他の地域に避難して帰って来られない状況があったり、また、1.5次避難所から仮設住宅に帰ってこられる方もいたりと、それぞれあるのだな、と思いました。そのような方を実際に自分が支援して、少しは自分も力になれたなと思いました。(愛知県名古屋市 みなと福祉会 田畑茂和)<写真>輪島市の倒壊したビルの写真<キャプション>地震で倒壊した輪島市河井町の五島ビルは、今もあの日のままです。 視察では、思っていた以上に1月1日で時が止まっていることを目の当たりにしました。屋根が目の前にあり、瓦礫もたくさん、道路はガタガタ。そんな中で解体作業している作業員の姿は輝いていました。本当に少しずつではありますが、復興に向けて進んでいることを感じました。 移動支援は、車の運転に細心の注意を払いました。震災で道がガタガタしており、アップダウンが激しかったため、車酔いなどの心配がありましたが、みなさん大丈夫でした。Aさんが移動中に笑顔でお喋りされるのが印象的で、支援後も「ありがとうございました!」と晴れやかな表情をされているのを見て心から嬉しくなりました。まだまだ、支援を必要としている人、JDFの活動を知らない人もいると思いますが、まずは目の前の人に寄り添うことに力を注いでいこうと思いました。(大阪府吹田市 さつき福祉会 奥野明生) <写真>郵便ポストに「がんばろう能登」「がんばろう石川」のステッカーが貼ってある写真<キャプション>移動支援の途中で見かけた応援メッセージ。能登を忘れない気持ちがあふれています。 現地視察に行くと道路の隆起が激しく、整備が進んでいないところでは車が大きく揺れることもありました。北に向かうにつれて土砂崩れや倒壊している家屋が目立ち、重機が入って解体しているところも見られましたが、そのままになっているところも多く、7か月たっても変わらない光景が衝撃的でした。 緊張も相まって初めの2日間はしっかりと寝られない日が続きましたが、3日目から事業所支援や移動支援に入るようになり、現地の人と触れ合う中で元気をもらえた気がしました。能登は自然豊かで海がきれいな素敵なところでした。皆さんもぜひ行ってみてください。 (大阪府豊中市 豊中きらら福祉会 宮前貴行) <写真>輪島の作業所で作業に使うコーヒー焙煎機の写真<キャプション>輪島市河井町の作業所「あすなろふたばぱいんの会」では、コーヒーを焙煎して販売しています。焙煎機からたつコーヒーの香りにほっこり。TOMO市でも購入できますよ。 < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com