1面 No.13 2024年8月10日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュース やわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com 〜平和を誓う週、支援の終わり、そして始まり〜 13クールは、8月6日と8日の原爆の日を迎え、平和を誓う一週間のなか、支援の終わりと新たな支援の始まりが見えた活動となりました。最初の支援登録者、七尾市に住むKさんの自宅片付け支援も、3か月間の継続した活動のなかで、ようやく最終の障子貼りを終えることができました。支援に初めて入らせていただいた自分は、たくさんの支援者でつないできた3か月間の成果を目のあたりにでき、感慨深いものがありました。13クールは、奥能登地域の新たな3件の支援がスタートしました。またここから、次のクール、次のクールへと支援をつないでいきます。(滋賀県:堀尾) 写真 障子張替え前、張替え後 〜熊本地震の経験を活かして〜 この日は障子の張替えの支援要望がありました。現場に行ってみると障子扉が大きく曲がっており、開閉の動きが硬く作業が難航しました。熊本地震の経験から障子扉を枠の上下を押し広げるように力を入れ、二人がかりで障子扉を外しました。障子紙も劣化しており水を含むと紙の繊維が溶けましたが何度も拭き上げて古い糊と紙を剥がしました。限られた時間で100点の出来栄えとはなりませんでしたが、喜んでいただけて嬉しかったです。思わぬ経験が生きることがあると感じました。(熊本県:園上・田中) 〜障害のある人の SOS・相談お待ちしています!〜 被災した障害のある、みなさんの相談に、対応できるように、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★避難所などからの引っ越し支援 ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談  協力団体との連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 〜現場支援と個別支援のとりくみから〜 輪島市から穴水町の病院までAさんの送迎をさせていただきました。お迎えの際、初めてのスタッフということもあり少し緊張されていた様子でしたが、少しずつ慣れてきてくださり、帰りの車中では自分の好きな歌手のことや小さい頃の話などをしてくれました。地震の影響により、隣町の病院まで通院をしなければならず、病院までのバスは曜日や時間が限られていて、身体に障害のあるAさんの今後の通院を考えると、公共交通機関の整備が急務であると感じました。(東京都:鈴木) 写真 13クールのメンバー 〜初めての支援〜 初めての支援は支援スタッフも緊張しながら、輪島市門前町にお住いのYさんのお宅の片付けに伺いました。門前総合支所の方と、ピアサポート北のとの方と一緒に布団や農作業機械や畳等の大きな荷物を中心に近くの集積場まで搬出しました。軽トラック3回分の量になりましたが、ご本人も片づけに積極的に協力していただけた事もあり、スムーズに片づけることが出来ました。片づけを手伝うなかで、自分自身で捨てるものをゆっくり仕分けしていきたい思いに触れ、誰しも愛着のある物を簡単に捨てられない気持ちがあるのだと実感しました。この思いを大切にしながら、次のクールに引き継いでいきたいと思います。最後は、記念撮影も快く引き受けていただき、「また、次よろしくお願いします」とお互い笑顔でお別れしました。(東京都:門井) 〜お知らせ〜 JDF能登半島地震支援センターの活動は、11日(日)〜18日(日)まで支援休暇期間とさせていただきます。SOS・相談窓口は、19日(月)からの再開となります。 < 支援を支える募金の協力をお願いします > 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236  口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ホームページULRとQRコード https://blog.canpan.info/jdfshiencenter/category_5/1 【JDF能登半島地震支援センター】  〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com