1面 No.10 2024年7月20日 能登半島地震・障害のある人たちの支援活動ニュースやわやわと 「やわやわと」は能登の言葉で「ゆっくり・急がず」 発行:日本障害フォーラム(JDF) 能登半島地震支援センター TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com ~1月1日から時間が止まったような和倉温泉~ 支援初日は歩いて和倉温泉界隈を視察します。金沢駅の賑わいに比べて、同じ観光地の和倉温泉は 1 月 1 日から時間が止まったように閑散としています。道路の亀裂もそのままです。護岸は今もどんどん下がっているようで、海岸べりの旅館が海につかりそうになっていました。でもそこで暮らす人たちの毎日の生活は変わらずにあることを出会う人たちから感じます。 <写真>海岸べりの旅館の写真 ずっとJDFが移動支援に入っているAさんのお家に補助金によりエアコンが設置されるということで、ヤマダ電機に一緒に見に行きました。設置場所を悩んでいたAさんのお宅にお邪魔しましたが、床に敷き詰められたブルーシートや、断熱素材の銀色のシートなど、発災直後からお家の仕様が変わっていないことに愕然としました。1週間後にはエアコンが入るので、それまで熱中症にならずに過ごされることを祈るばかりです。(細谷) <写真>道路の亀裂がそのままの写真 ~障害のある人のSOS・相談お待ちしています!~ 被災した障害のあるみなさんの相談に、対応できるよう、がんばります! JDF能登半島地震支援センター センター長 田中弘幸 ★食料品・生活用品の相談 ★病院への移動支援や付き添い ★傾聴などの精神的支援 ★室内の片づけ ★家屋修理や生活費の相談 ★福祉制度に関する相談 ★避難所などからの引っ越し支援 協力団体との連携により、とりくんでいます https://drive.google.com/file/d/1GUZABc0ITWIK_kzM305m8opTvAojfRW9/view?usp=sharing 2面 ~個別支援のとりくみから~ 避難所からグループホームへの引っ越しのお手伝いをしました。地震から半年間、中学校の体育館で避難生活をされていたBさんがグループホームに入居されるということで、もともと住んでいたお家から荷物を運ぶことと、その家の掃除をBさんと一緒に行いました。 もう住むことのない家を汗をかきながら一生懸命掃除されるBさんの姿がとても印象的でした。電気も通っておらず、エアコンがきかない家の掃除で、熱中症の心配もあったので、たびたび外で風に吹かれながら一緒に休憩しました。休憩しながら好きな音楽の話などができて良かったです。グループホームでもBさんらしく、過ごしていただけたらなと思いました。(塩谷・佐野) <写真>もともと住んでいた家の写真 新しくJDFに片付けと家具の移動の支援を希望された視覚障害のCさんのお話を聞きに行きました。家はきれいに片付いていましたが、より快適に生活できるように、地震ではがれた壁紙の補修や家具の配置替えを要望され、次のクールにつなぎました。 JDF が出来ること、業者につないだ方がいいことなどを整理しながら、Cさんが生活を立て直すお手伝いが出来たらいいと思いました。(結城・高塚) <写真>第10クールのスタッフ一同 次のクールから輪島の放課後等デイサービスの送迎支援が始まります。七尾中心だった支援地域が奥能登広がっています。引き続き、被災地のニーズを受け止めていきたいと思います。 <支援を支える募金の協力をお願いします> 下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。 ○ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ○ 郵便振替口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 【JDF能登半島地震支援センター】 〒926-0175 石川県七尾市和倉町カ18 TEL 070-3288-2303 FAX 050-3457-6915 E-mail jdfnotoshien@gmail.com