被災地支援センター
JDF能登半島地震支援センター連絡会議(第4回)
日時 2024年10月3日(木)午後2時~3時
オンライン開催
開会挨拶 田中弘幸 JDF能登支援センター長(石川県身体障害者団体連合会会長)
1.センターの活動報告
・9月21日の豪雨により被災された皆様にお見舞い申し上げる。JDF支援センターとしても活動を止めずに継続し、レスキューストックヤードやAAR Japanとも連携しながら、断水した障害者施設、高齢者施設、避難所などに水を届けたり、仮設住宅や個人宅の泥出しをしたりという支援も行っている。輪島市内のB型就労支援事業所への支援も継続しているが、利用者や職員が減少している状況は変わらない。7月末まで避難所生活をし、損壊した自宅には戻れず、大切な思い出の品を処分したうえでグループホームに転居したが、今回の豪雨で床上浸水し、避難所生活に戻ったという方もいらっしゃる。引き続き少しでも力になれればと思っている。個別支援では、部屋の片付け、病院等への移動支援など、現在までに51件の支援を行い、うち15件が継続中である。障害種別は、精神障害、自閉症、知的障害、視覚障害、肢体不自由、内部障害、筋ジストロフィーおよび難病などである。
2.能登豪雨(9月21日~)に関する各団体の情報共有
・石川県聴覚障害者協会では、豪雨のあと、会員や知人の安否確認をし、手話通訳者・要約筆記者などの関係者も含め全員の無事を確認した。能都町のやなぎだハウスも床上浸水し、9月23日までにボランティア4-50人で泥の掻き出しと消毒を数回行った。事業は1週間休んだ。新たにできたモバイルハウス(奥能登ろう者の村)もあと少しで床上浸水だった。輪島市のグループホームに住むきこえない人が床上浸水の被害にもあった。引き続き状況の把握を続けたい。
・そのほか、各団体でも会員等の安否確認を行い、自宅が流された方、家の中に泥が入った方、床下浸水に遭った方、自宅外壁に土砂が崩れた方などがいたが、けが人等は出ていない。
・障害者支援事業所のスタッフのでもご自宅が豪雨被害に遭い、今は仮住まいをされている方もいる。
・新たに見舞金等の支援や、泥出し消毒などの支援が関係団体で行われることから、引き続き情報共有を行う。
3.石川県視覚障害者協会より報告
「令和6年能登半島地震視覚障害者支援本部の取り組みについて」
・米島芳文理事長より報告があった。
■報告内容は下記の資料参照
<パワーポイント(PDF)>
<テキストデータ>
質問 1.5次避難所から2次避難所に行かず高齢者施設に入所したり医療機関に入院された方がいるとのことだが、2次避難所の生活に困難があるということか。
答え その時点でよりよいと考えられるところへ移っていただくための支援をしたということである。
4.意見交換
・2025年1月に、地震から1年を迎えるが、その際、当連絡会議を対面・公開で開催するなどし、その時点での実情や取り組みを対外的に発信してはどうかとの提案が行われ、調整を進める。
・JDF能登半島地震支援センターは当面2025年3月までを活動の目途としているが、4月以降の支援のあり方については、仮にJDFとして何らかの活動を継続するとしても、県内の人・組織を中心として活動していくことが大事ではないかとの意見が出された。
(まとめ JDF事務局)
参加団体(順不同)
(石川県団体)
石川県身体障害者団体連合会
石川県視覚障害者協会
石川県聴覚障害者協会
石川県脊髄損傷者協会
きょうされん石川支部
地域支援センターポレポレ(ゆめ風ネット加賀)
(JDF構成団体等)
日本視覚障害者団体連合
全日本ろうあ連盟
日本障害者協議会/きょうされん
全国手をつなぐ育成会連合会
全国脊髄損傷者連合会
全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
日本障害者リハビリテーション協会
全国「精神病」者集団/精神障害当事者会ポルケ
(関係団体より)
ゆめ風基金
難民を助ける会 AAR Japan
ヤマト福祉財団