被災障害者を支援する為の情報を掲載。

JDF災害総合支援本部

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被災地支援センター

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みやぎ支援センターニュース (ゆい)No.50

日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部

【2011年10月15日】

本部センター 仙台市青葉区五橋2-12-2
電話:080-4373-6077 FAX:022-266-0292
東部センター 涌谷町本町99-7
電話:0229-43-6639 FAX:0229-43-6685 メール:jdf.miyagi@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/index.html

障害のある方との対話数 1561人
延べ支援員数     743人

10/14現在

女川町地域医療センターの高台から見える浸水の情況(満潮時には港の桟橋が水没し、道路が寸断されます)


女川町定期協議を開催

 女川町のとの定期協議も今回で7回目の開催となります。この間の活動報告を双方で確認し今後の活動に向けた協議を行いました。女川での仮設住宅の建設も10月末で完了予定となっており引き続き現在の支援内容の継続を確認しました。
 仮設での生活において、特に障害者・高齢者の方が困っていた入浴設備の面で大変助かっていると皆様に喜ばれています。

女川町での物品等の支援実績(移送・引越し等の人的支援は含みません) 10月14日現在

支援内容 突っ張り棒の設置
(手摺の代用として使用)
滑止めマット その他
提供数 19本 22枚 浴槽台 リハビリシューズ 杖 難聴・高齢者用電話機 ブロック 畑の土(仮設横)

 また、女川町で被災した障害者事業所の情況を聞きました。通所施設1カ所とグループホーム1カ所が閉鎖のままとなっており再開のめどが立っていないそうです。通所施設利用者の方々は支援センターからの個別支援でもかかわっており、皆さん再開を願っていますが、多くの土地が地盤沈下によって使用できない状況や建物の多くが被災し使用できる物件もない現実があります。
※女川町における突っ張り棒による手すりの代用に関して、突っ張り棒は浴室内の手すりとしては本来使用できないものですが、仮設住宅の状態や住んでいらっしゃる方の状況から、やむを得ず使用しています。そのため、あらかじめリハビリの専門職が試しに使用した経験を元に、リハビリ職が突っ張り棒の状態を毎月確認することとしました。その際、明らかな劣化が見られた場合には、即交換を促すことにしています。

突っ張り棒による応急処置をした浴室の写真




義援金のご協力ありがとうございました  

 10月12日、国分寺市のNPО法人国障連喫茶理事長の高田守様が支援センターに来所され、東京都国分寺市で40年前から活動されている「国分寺障害者団体連絡協議会リサイクル員会」代表として集められた義援金10万円を届けていただきました。ありがとうございました。   



建設が進む仮設のぞみ福祉作業所の写真


のぞみ福祉作業所が引越しされます
震災で被災され山間の入谷地区の仮設施設で事業所を再開されていたのぞみ福祉作業所が、南三陸町の土地をお借りして南三陸町ベイサイドアリーナの近くに引っ越されることになりました。
開所は10月27日の予定です。


支援のあしあと

 初日は気仙沼、南三陸町、女川、石巻と車で視察させて頂きましたが、もう6ヶ月以上たつのに、まだがれきの山と廃墟の景色。胸が苦しくなりました。威圧感さえ感じる海水面の高さ。恐さを感じました。私の短い人生では、初めて見る光景の連続でした。
 JDFとしては、10月1日には北部センターが閉まって東部センターと統合となり、終決に向けて動き出していますが、なにぶん今回の支援員は2名と少なく、不安を感じるスタートとなりました。
 私は主に南三陸町を担当となりましたが、移動時間を取られるため多くは回れず、事務局の方々も支援に出る状況となりました。次回以降のクールでは、支援員が集まることを期待しています。終決に向けて、まだまだ人手が必要です。全国の皆様のご協力をお願い致します。
 私としては、やっと土地勘がつき始めた頃に派遣期間終了となってしまい、とても残念な思いです。
 我々の街でもっていつ起こるか分からない災害。今回の支援で見て聞いて感じたことを、地元に帰って活かしていかなければならない、伝えていかなければならないと、強く思いました。
 今後の支援、今後の自分の生き方に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
(28クール 東京 おあしす福祉会市村哲郎)


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