被災地支援センター
支えよう、東北の仲間たちを! みんなの絆と力で!
みやぎ支援センターニュース (ゆい) No.38
日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部
【2011年8月20日】
本部センター 仙台市青葉区五橋2-12-2 電話:080-4373-6077 FAX:022-266-0292
東部センター 涌谷町本町99-7 電話:0229-43-6639 FAX:0229-43-6685
メール:jdf.miyagi@gmail.com
北部センター 登米市東和町・若葉園内 電話:090-8349-9403
メール:jdf.miyagi.hokubu@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/index.html
8月20日にも震度5弱の地震がありました。東部センターでもコピー機などが揺れで動き、余震の大きさに驚きました。涌谷の住民の方たちもあわてて外に出られ、いまだに続く余震への不安そうな表情をされていました。震災から半年がたってまだまだ落ち着かない状況ではありますが、徐々に仮設住宅が整備され、ガレキも1ヵ所に集められ、街が少しづつ変わってきている姿があります。
延べ支援員数 613人
8/20現在
"ありがとう"の思いを込めて
写真1:8月20日(土)東松島 元気フェスタが開催される
岡山・セルプみのり 前原邦彦
8月20日(土)に『ありがとう!東松島元気フェスタ』が東松島市で開催されました。
3月11日に発生した巨大地震、大津波により東松島市では、1,000人を超える尊い人命が
失われ、浸水域は市街地の65%に達する大災害となりました。
例年の夏祭りの時期になりましたが、いつもの形態ではなく復興に向けたイベントとして、震災直後から今日まで全国各地から駆けつけて頂いた災害ボランティアの皆様、
並びに多くの支援物資を頂戴した皆様に感謝の意を表すとともに、
一日も早く活気あふれる東松島市の姿を取り戻し、子供達に笑顔を、
心に希望をいだいてもらうことが皆様からのご支援に応える最大のご恩返しと考え、
東松島市民の"ありがとう"の思いを込めて"ありがとう" 「東松島 元気フェスタ」として開催されました。
今回JDFみやぎ北部支援センターでは、市民ネットワークの『やっぺし東北』
(支援活動の中で交流した団体)と一緒にお祭りに参加させて頂きました。
お祭りでは、フリーマーケットの出店に参加して、被災者の方々に利用して頂ける様々な品物を提供させていただきました。
ある女性の方が「どこから来られたのですか?」と尋ねられ、
JDFの支援員が「大阪からです」と答えると「ありがとう」といわれ、
手を握ってこられました。
あまりに突然のことでびっくりしたのですが、その手がとても温かく優しさが感じられ、東北の方から逆に元気を頂きました。
支援のあしあと
写真をプレゼント!
三重・長谷山荘 東 克行
写真2:東部支援センターのまえで、自転車で出かける東さん
透析を受けている方の移動支援を行いました。
Mさんは石巻の沿岸部に住んでおり、今回の津波によってご自宅は大きな被害を受けられました。
週に三回透析に通わなければならないこともあり、震災後は自宅近くの避難所で生活しているだんなさんと離れ、
病院近くの避難所に住まわれています。
支援は、透析が終わった頃に病院に迎えに行き避難所まで送っていくことです。
「透析が終わった後は体が辛くて歩けないの。迎えに来てくれてありがとう」と。
震災によって電車やバスが使えなくなって、同じような悩みを抱える方はたくさんいるのではと思います。
もっと活動の輪を広げ、そうした方たちを支援していきたいと思います。
先日、だんなさんとお会いする機会がありました。
すかさずご夫婦の2ショット写真をデジカメで撮影し、後日現像した写真を額に入れてプレゼントしました。
「こんなに素敵にしていただいて、ありがとうございます」と、たいへん喜ばれました。
東北の懐の深さに感動
岡山・セルプみのり 中井孝司
写真3:岡山グループとの集合写真
車で18時間かけてきました。とにかく「遠い」が最初の感想でしたが、北部支援センターのスタッフの方と
早々の現地視察を始めた後、私の想像を超えた現実を目の当りにして愕然としました。
不安と動揺のまま、個別訪問スタッフとして在宅の障害者、高齢者宅を訪問した時、その気持ちが感動に変わりました。震災で家族を失い、住まいや仕事を失くして絶望されていると思っていた東北の皆さんから、労いのことばをいただきました。「遠いところをよく来て下さいました。ありがとう。こちらへどうぞ。」笑顔と元気な声で迎えてくださり、改めて東北の皆さんの懐の深さをジンと感じました。
なかなか進まない復興でも、明日に向かって一生懸命に頑張っておられる様子に勇気を頂きました。岡山に帰って、震災の現実を忠実に伝えていきたいと思います。今回のJDF活動の参加は、私の人生にとても意義深いものとなりました。東北の皆さん、ありがとうございます。
◆被災地派遣支援員を再募集!◆
○活動内容
支 援 員・・・訪問によるニーズの掘り起こし、ニーズへの対応など。
事務局員・・・電話相談、ニーズの調整・対応、会計、庶務、広報など。
○活動場所
みやぎ支援センター(遠田郡涌谷町)・みやぎ北部支援センター(登米市)
原則10日間の支援期間が可能な方、ご連絡お待ちしています。080-4373-6077