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JDF災害総合支援本部

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被災地支援センター

支えよう、東北の仲間たちを! みんなの絆と力で!
みやぎ支援センターニュース (ゆい) No.27

日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部
みやぎ支援センター・みやぎ北部支援センター

【2011年7月9日】
仙台市太白区・萩の郷福祉工場内
電話:080-4373-6077、FAX:022-244-6965、メール:jdf.miyagi@gmail.com

登米市東和町・若葉園内
電話:090-8349-9403、FAX:0220-45-2223、メール:jdf.miyagi.hokubu@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/index.html


つながること つなげること

 仙台市太白区にあるみやぎ支援センターも暑い日が続いています。 第15クールは少数精鋭で乗り切り、第16クールへの引き継ぎ時期を迎えています。結果的に少数精鋭となったのは、JDF加盟団体 の皆さんが、6月末で区切りを迎えるのではないかと思われていたことが影響していると思います。
 実際はJDFみやぎセンター・北部センターに対する支援ニーズは広がっています。この間つないできた活動によって、地域の皆さんの信頼が高まってきたことの表れに他なりません。
 同時に被災地の復興や再生に向けての取り組みは、息長い取り組みが求められているということでもあります。私たちは、現地のみなさんのニーズや声を中心にしながら、地域のさまざまな人たちとつながってきました。そのつながりが何よりの財産です。そして、私たちの使命は、JDFみやぎセンターの支援をつなげていくことでもあるのです。

写真1:みやぎセンター15クールつなげていこう!!
写真1

支援のあしあと

障害のある方との対話数(7/7現在)1410人。

相談支援事業所訪問

”仙台市内”
 7月7日、仙台市内の相談支援事業所を訪問し、青葉区、若林区、太白区での震災後の対応や障害のある方の現在のニーズについてお話を伺いました。どの相談員の方も震災直後の、電話もつながらない、ガソリンもないという状況の中で、これまでの相談でつながりのあった方々の安否確認に奔走されたとのことでした。現在は、震災に直接関連した相談はおおむね落ち着き、障害のある子どもさんの夏休みをどのように過ごしたらよいかなど、相談内容が通常に戻りつつあるということでしたが、一方で時間の経過の中で新たなニーズも生じているようです。他市で被災した方が、仙台市に転居するにあたって、日中活動の場が新たに必要になったり、手帳の変更などのサポートを必要とするケースや、震災で仕事が減少し、解雇されてしまった方の雇用保険手続きや新たな就労先が見つかるまでのサポートが必要なケース、これまで地域生活を続けていた方が、安全・安心の面から入所施設を希望するようになったケースなど、丁寧な対応が必要な相談が寄せられているようです。また、事業所や相談機関とつながりがない障害のある方はどうしているのか、顕在化していないニーズはないのか、この点は相談員の方も私たちにとって最も気がかりなところでした。これに対し、震災がなくても日ごろからつながる機会を持っておくこと、そのためにも相談先がいくつも地域に用意され、広く門戸を広げておくことが大切、という点で一致しました。そのひとつとしてJDFも機能していくことと、良い形での連携、協力体制を築いていこうということを確認し、訪問を終えました。
(小松崎 栄 福井県)

■全国からの想い■

 7月4日から、全国から集まる支援物資の置き場が変わりました。
 佐川急便が管轄している「旧石巻市青果花卉地方卸売市場」という場所で前回までの場所より大幅に広い場所となりました。特に被災者から場所に対する不満等が出ていなかったのに、なぜわざわざ場所を変更したのか。
 答えは明白です。全国の皆さんからの心温まる支援物資が予想以上に届いたからです。特にこれからの時期は飲料水が多く必要となる中、たくさんの飲料水を見て、現地の方々はとても喜んでいました。被災地にいてもいなくても、被災地の方々を想う気持ちは皆一緒です。そんな温かみを直に感じることができる支援でした。
鈴木泰幸(東京)

■つながる支援■

 以前一本の電話がありました。保健師さんからでした。薬が切れて体調を崩し、様子がおかしいと父親から避難所の管理者、管理者から地元保健師、保健師からJDFにつながりました。JDFは、精神障害のある人を石巻市にある病院へ通院送迎支援を行い、とても喜んでいただけました。その方たちは南三陸町にある仮設住宅へ入居し、生活を再スタートさせていくことになるでしょうが、仮設住宅へ移ると行政は自立とみなします。しかし、仮設住宅に移った時点でその人それぞれへの支援は終わっていいのでしょうか?
 誰でも新たな環境に戸惑うことはあるでしょう。障害のある人はよりその戸惑いが心に身体に現れると思います。つなげてください。支援と地域に。
角田研人(東京)

延べ支援員数(7/7 現在)514人

 石巻市や女川町を訪れ、跡形もなくなった家などを見て震災や津波の恐ろしさを痛感しました。私は阪神大震災のボランティアも経験しましたが、そのときの規模との違いにびっくりしました。避難所、仮設住宅などにうかがいましたが、みなさんの元気なようすを見て、この被害の中でも一生懸命に生きておられる方がたくさんおられ私の方がしっかりしないといけないと思いました。(前田広明 滋賀)

写真2:滋賀県 前田広明 様
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 実際に目にした被害の大きさ、津波のパワーは想像を絶するものでした。長い間築き上げてきた生命、生活、財産が一瞬にして失われたことを実感しました。支援物資を届けに伺った仮設住宅では、被災した方とお話したことは貴重な体験で、きさくのお話してくださったお母さんからは、こちらが元気をもらいました。
 避難所の訪問では、ダンボールで仕切られた狭いスペースでの生活、おにぎりや弁当だけの食事、10分程度の入浴車での入浴など、生の声を聴くことで、その表情、言葉の中に見えてくる苦悩を感じました。これからはこころのケアが大事だと思います。被災者の方のこころが折れてしまわないように、訪問し、お話を聴かせていただくことで、少しでも気が楽になっていただけるのではと思いました。(情野新一 山形県)

写真3:山形県 情野新一 様
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被災された方の生の声を聴くことができ、その中で「被災した人は誰もが障がい者」という言葉が特に印象に残っています。地域の人々主体でのまちづくりを継続してお手伝いしていきたいと思っています。(大藪博生 愛知)

写真4:愛知県 大藪博生 様
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支援物資の寄付感謝いたします!!

全難聴 仙台市福祉協会 渡辺様


◆被災地派遣支援員を再募集!◆

○活動内容
支 援 員・・・訪問によるニーズの掘り起こし、ニーズへの対応 など。
事務局員・・・電話相談、ニーズの調整・対応、会計、庶務、広報 など。

○活動場所
みやぎ支援センター(仙台市)・みやぎ北部支援センター(登米市)、
ご連絡 お待ちしています。(080-4373-6077)


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