被災地支援センター
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みやぎ支援センターニュース「ゆい」No.21
日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合対策本部・みやぎ支援センター
2011年6月18日
仙台市太白区・萩の郷第二福寿苑内(5月1日より) 022-244-6965(TEL・FAX)
メール:jdf.miyagi@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html
震災から3ヶ月が過ぎ、日中は蒸し暑い日々が続いています。JDFみやぎ支援センターの今までの活動が少しずつ地域に浸透し始めました。今後も地域のニーズに応えられるように力を注いでいきたいと思います。
訪問累計(6月17日現在)
●JDFの訪問で1386人の障害のある方と対話●
市町村名 | 宮城県人口 | 身障手帳所持者 | 療育手帳所持者 | 精神保健福祉手帳所持者 | 被災地域の障害者数合計 | 支援センターの対話人数 | ||
宮城県全域の障害者数合計 | 沿岸部自治体の障害者数 | 4月16日時点 | 6月17日現在 | |||||
合計 | 2,346,290 | 79,262 | 14,925 | 9,705 | 103,892 | 53,511 | 116 | 1,386 |
☆埼玉県議会公明党議員団来訪☆
6月16日の午前中、公明党埼玉県議団員7名が来訪されました。支援センターからは阿部代表・株木センター長・山本事務局長が参加、また仙台市障害者福祉協会の渡邉氏の他2名も参加されました。障害者福祉協会からは、福祉避難所の様子・取組みの状況等や施設等の役割が話され、また、津波を想定した避難計画がない中での困難な様子も報告されました。
支援センターからは、これまでの活動報告や特徴的な事例の報告、支援を進める上で個人保護の制約から本当に困っている方々までたどり着けない問題も、あらためて提起させていただきました。被災した事業所の再建も早急な課題であることも合わせて訴えさせていただきました。
公明党議員団の方々からは、被災地で必要なマスクを提供していただきあらためてお礼を申し上げます。
写真1:埼玉県議会公明党議員団来訪
☆キリン財団来訪☆
6月16日午後、キリン財団山形信次常務理事が来訪されました。時間が足りず十分な話はできませんでしたが、JDFの活動を感じて頂けたとおもいます。6月27日には、栃内三男副事務局長が来訪さる予定になっています。
写真2:キリン財団来訪
☆のぞみ福祉作業所に心温まる寄付をいただきました☆
先日、JDF宮城支援センターに名古屋市在住の宮本小夜子様から一通のファックスが届きました。内容は、支援センターで発行するニュース「ゆい」を見ていただき「自分にも出来る事」としてニュースに掲載していた「のぞみ福祉作業所」へ10万円程度の物品を寄付したいという申し出がありました。
さっそく事務所より宮本様にご連絡させていただき、ご寄附の趣旨をお聞きし、のぞみに連絡し必要備品を確認したところ「ステンレス調理台があれば」ということでした。
宮本様に連絡をとり了解をもらい注文することとなりました。全国で私たちの活動を支援していただける人々がおられることに本当に感謝いたします。
○6月13日…工房地球村 訪問視察
○6月14日…清水基金 事務局長 来訪
○6月15日…(社福)夢みの里 訪問
○6月16日…埼玉県議会議員(公明党)来訪
キリン財団 常務理事 来訪
●支援活動に参加した支援員から●
この度、JDFみやぎ支援センターのメンバーとして短い期間ではありましたが活動させて頂きました。派遣前はTV・新聞等で被災状況を知る事が出来ていましたが、実際に目で確認することによって、改めて今回の大震災が大規模で悲惨だったかを肌で感じることが出来ました。
また、現地の調査訪問をして「支援団体」と「被災法人」、「支援者」と「被災者」という2大柱の『つながり』が形になっていく一過程を体験できたことは、今後自身の支援に大きく良い影響を与えるものだと確信出来ました。
私が去った後、一過程のつながりが完全なる形となって「被災法人」・「被災者」のニーズに応えられるよう山口の地から陰ながら応援をしていきたいと考えています。
(土田 賢治 山口県から)
私は、震災がおきてから3ヵ月後6月11日からJDFに参加させて頂きました。翌日、担当地区になった石巻市・女川町に視察に行きましたが、今までテレビで診ていた風景を実際に被災地の高台から町を眺めると何もなくなっていてここに本当に人が住んでいたのだろうかと思える風景でただただ驚きました。今は、障がい者の方が生活されている避難所や仮設住宅に訪問し、ニーズを聞き取り、物資を届ける支援を行っていますが、まだまだ多くの方が必要な車椅子やベッド等が無いまま不便な生活を送られています。そんな生活が1日でも早く改善されて、みんなに笑顔が戻られるようになってほしいと思いますが、私一人では、出来る事が限られています。だからこそ、みんなの力が必要だと感じました。これからも、一人一人のニーズを大切にし、支援を継続される事を願っています。次に石巻・女川町に来る時には多くの作業所、センターが再建され障がい者が安心して生活できるような町になっているといいな。(加藤 窓香 福岡から)
障害のある方のよりよい地域生活を再建していくために今は人が必要です。
ぜひご協力をお願いします!
まだ支援員が足りていない状況です。業務内容としては、以下のものがあります。
(1)みやぎ支援センター支援員― 被災地避難所・福祉事業所への訪問による、ニーズの掘り起こし、具体的なニーズへの対応
(2)みやぎ支援センター事務局員― 電話相談、ニーズへの調整・対応、会計、備品・生活管理、庶務、支援員・車両管理等の調整、広報、活動報告・記録管理
(3)みやぎ北部支援センター支援員― 気仙沼、南三陸地域の避難所訪問・生活状況の把握・ニーズ調査など