被災地支援センター
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みやぎ支援センターニュース「ゆい」No.13
日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合支援本部・みやぎ支援センター
2011年5月18日発行
仙台市太白区・萩の郷第二福寿苑内(5月1日より) 022-244-6965(TEL・FAX)
メール:jdf.miyagi@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html
みやぎ支援センターの活動ももうすぐ2ヶ月を迎えようとしています。支援員も全国から途切れなくみやぎの地に集まっています。連帯の力を感じます。今週は大震災で甚大な被害のあった南三陸地域で大きな前進がありましたのでご紹介します。
訪問累計(5月17日現在)
支援員 | 避難所 | 市町村 | 障害者支援事業所 | 関係機関 | 自宅・その他 | |
5/17 | 42人 | 18ヶ所 | 5ヶ所 | 4ヶ所 | 5ヶ所 | 0ヶ所 |
累計 | 1,443人 | 618ヶ所 | 全市町村 | 356ヶ所 | 137ヶ所 | 450ヶ所 |
●訪問活動日誌から
【相談窓口スタート・・・南三陸町】
5月17日より、南三陸町のベイサイドアリーナの敷地内に地元の福祉事業者と一緒に、気軽に立ち寄れる場所として相談窓口の空間が出来ました。地元行政関係者等のご理解と福祉事業者との連携によってスタートしました。JDFのスタンスしては、地元福祉事業者の方が受けたニーズに対してJDFがこれまで関係してきた支援団体と連携しコーディネートをしていくことを目的として、地元福祉事業者が主体であることを大切にしていきながら常駐していくことになりました。
初日は、「自動車学校の学科試験に受かりたいから一緒に勉強を教えてほしい」「いろんな話を聞いてほしい」といった相談や「車椅子でも入れる仮設トイレがほしい」「作業所まで送ってほしい」などのさまざまな声を聞きコーディネートをしております。
まだ、スターをきったばかりでありますが、今後も多くのニーズや相談に対し地元事業者と一緒にこの相談窓口が広がっていくことを願います。
写真1 洗心会相談所:仮説施設の外観
事務局は、今
○5月15日(日)実務遂行の為ニーズの再確認を行う。
○5月16日(月)磯部事務局長、山元町の工房地球村を訪問する。
○5月17日(火)磯部事務局長、東松島市に福祉タクシー券配布の打合せ。
<みやぎ北部支援センターの活動>‐4/28から動き出している北部センターの様子です‐
○5月15日(日)ベイサイドアリーナにて物資担当自治体職員と物資輸送について相談する。
○5月16日(月)洗心会の仮設相談場所について、南三陸保健福祉課の係長と面談する。
「登米公民館」に紙コップと紙皿各300を配達する。
○5月17日(火)ベイサイドアリーナにて、日本財団の小川氏と面談する。
●支援活動に参加した支援員から●
2回目の活動という事で5月14日から5月17日までの3日間活動しました。
前回の活動は名取市の身障協会の団体の訪問調査が主な活動内容で、ガムシャラに走りました。
今回は石巻市、女川町地域を担当しました。日々、震災の爪跡が片付けられ、又復興で道が更に太くなっていくことに、私が元気をもらいました。
行政や地元の関係機関が動きはじめている中で、JDFとして何ができるのか、今いるメンバー、そしてこの後に続くメンバー、そしてそれを支える全国のみなさんと一緒に考え、行動し元気な宮城・日本になったらいいなと思いました。(武田 のり子 東京都から)
センターの電話が鳴る。避難所(学校)の担当者からの連絡だ。「障害のある女性がくらしているが、気持ちもからだも限界です」。別の電話は、「重度の障害のある女の子が医療センターで車いすを受け取るので支援してほしい」という依頼だ。災害から2か月たっているが、緊急の助けを求める人たちがまだまだいる。住む場所など、これからは長い見通しを必要とする支援も必要だ。幅広い人たちと手をつないで、しっかり取り組みをつくっていこう!(圓尾 博之 東京都から)
障害のある方のよりよい地域生活を再建していくために今は人が必要です。
ぜひご協力をお願いします!
まだ支援員が足りていない状況です。業務内容としては、以下のものがあります。
①みやぎ支援センター支援員― 被災地避難所・福祉事業所への訪問による、ニーズの掘り起こし、具体的なニーズへの対応。
②みやぎ支援センター事務局員― 電話相談、ニーズへの調整・対応、会計、備品・生活管理、庶務、支援員・車両管理等の調整、広報、活動報告・記録管理。
③みやぎ北部支援センター支援員― 気仙沼、南三陸地域の避難所訪問・ニーズ調査・安否確認など。