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被災地支援センター

つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで

熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.5

日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター

2016年6月20日発行(週に1回発行)

熊本支援センター(〒861-8039熊本県熊本市東区長嶺南2丁目3番2号 熊本県身体障がい者福祉センター2階第3会議室)
TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail jdfkumamoto@gmail.com


-震災から2カ月- 第6クール(6月12日~18日)支援活動報告

常に笑顔がたえなかった第6クールのメンバー

 第6クールは、埼玉・東京・愛知・京都・大阪・滋賀・鹿児島と、 全国から集まった支援員12人(女性3人・男性9人)のチームでした。 あがっていく湿度・気温と共に、雨の日が続くなど、天候が不安定な中、 1週間やりきりました。
 戸別訪問調査活動は熊本市中央区第一次調査、 さらには、北区第一次調査を担当しました。 中央区では、元々老朽化していたアパートに住んでいた方たちが、 震災によりさらに住居や入浴設備の問題に直面する、 エレベーターが止まってしまったマンションでの身体障害のある人の アクセシビリティなど、集合住宅の多い都市部ならではの課題が多く見受けられました。 また、老障介護や障害のある子どもをめぐっての困りごと、 社会資源にまったくつながっていない独居の当事者の存在なども報告されました。
 北区では、古い一戸建ての多い地域で比較的被害は少ないものの、 当事者と同居の家族の力では家屋内の片付けが出来ず、 震災後2ヵ月を経過してもなお、車中泊を続けているケースもありました。

 

 にしはらたんぽぽハウスでは、若手の支援員2人が14日から西原村まで4日間通い、 支援員たちは自らも被災している職員さん達のがんばりに胸を打たれながら、 ピーナッツの仕分け、送迎、物資倉庫の整理などの、支援活動に励みました。
 また、にしはらたんぽぽハウスの利用者にとって、自分たちがどんなことが出来るのか、 職員と実践のねらいを共有して、日中活動支援に入りたいとの、 前向きな意見も出されました。
 第6クールのスタッフマネージャーは、震災直後から熊本支援を支えてきたメンバーと、 東日本大震災発災後から5年を経た今日もなお福島支援に入っているメンバーの2人でした。 調査活動の関係団体との情報交換や課題の検討、 仮設住宅のバリアフリー化を推し進めるための行政との懇談を行ない、 熊本での支援活動の新たな局面への方向づけに奮闘しました。 1週間の活動を通じて、震災による生活上の困難が浮かび上がるとともに、 震災前から当事者や家族が抱えていた困難が震災により増幅されていることを痛感しました。


仮設住宅について県と意見交換の場を設定、要望伝える

 6月16日、建設中の益城町、西原村のバリアフリー仮設住宅に関して、 県の住宅対策チーム4人とKDF(熊本障害フォーラム)・JDF関係者5人で懇談を行いました。 JDFとしてすでに出している要望書をもとに、要望項目の具体的な説明と、 すでに建設がすすめられている仮設住宅のバリアフリー化を進める上でのポイントを こちらから意見しました。 今後、行政サイドで、入居が決まった障害のある人のニーズ調査を行うこと、 6月23日に再度懇談を行なうことを確認しています。


益城町避難所(益城町総合体育館・広安小学校体育館)に生活総合相談窓口

総合体育館と配布チラシ

 以前より、益城町障がい福祉課担当者と意見交換をしていた避難所内の相談窓口が、 6月14日から、益城町総合体育館と、 広安小学校体育館内に設けられることになりました。
 「生活総合相談窓口」とは、障害のある避難者だけにはとどまらず、 高齢者や子育て世帯、また障害のある子どもなどを主対象としたワンストップの相談窓口です。 社会福祉士と介護福祉士がペアで窓口に立ち、 設置場所以外の避難所にも訪問して相談に応じます。 相談された内容で、その後の対応が必要な場合は日本相談支援専門員協会(NSK)を経て、 福祉サービスに関しては「熊本県相談支援事業連絡協議会」へ、 サービスの枠以外(被災住宅の片づけや仮設住宅の申込など)は、 わたしたち「JDF熊本支援センター」へ、つながるしくみです。
 NSKの依頼による熊本市の調査では、 障害があることを周囲にしられたくない当事者がいることが、明らかになっており、 生活相談窓口に行くこと自体がむずかしい人のニーズをどう拾いあげて、 対応できるのか・・・課題はいくつかありますが、 この相談活動にJDFとして全面的に協力していきます。


主な来訪者

イラスト

6月12日(日)日本福祉のまちづくり学会
       岩手県立大学 狩野徹教授・国立保健医療科学学院 阪東美智子様・ふじた様
6月13日(月)ヤマト福祉財団 常務 早川雅人様・事務局長 渡辺聡様・広報担当 原秀美様
6月14日(火)社会福祉法人熊本県身体障害者福祉団体連合会 常務理事 竹田勉様
6月14日(火)熊本県健康福祉部 子ども・障がい福祉局 障がい者支援課 課長補佐 牛島主悦様
6月14日(火)熊本県健康福祉部 子ども・障がい福祉局 障がい者支援課 森﨑博行様
6月15日(水)前きょうされん熊本支部支部長 上野修一 様


JDF関係団体のみなさんへ

<7月以降の「調査員」を募集します!>

被災地の障害のある人たちのために一緒に活動していただけませんか?

■調査員 毎週12名 ■事務スタッフ 毎週2名

・3年以上の経験者を募集します。
・今後は訪問調査活動、事業所での食事提供支援が活動の柱となる見込みです。
・日曜日14時に現地集合し、土曜日12時に出発となります。
・集合場所:JDF熊本支援センター(熊本県身体障がい者福祉センター2階・第3会議室)


<募金の協力をお願いします>

震源地近くの益城町の様子と益城町総合体育館(避難所)車中泊の場所とり

下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。

■銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店
当座:0750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金

■郵便振替口座:00120-2-750236
口座名:日本障害フォーラム災害支援金

※被災事業所への支援や訪問調査を続けていくための費用が必要です!

 

 

 


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