被災地支援センター
つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで
熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.39
日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター
2017年2月27日発行(毎週月曜日発行)
JDF熊本支援センター
〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップⅡ-2号
TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail:jdfkumamoto@gmail.com
♥被災地障害者センターくまもと・障害者がともに暮らせる地域創生館開所!!
熊本地震から10か月が過ぎました。
その間、被災地の障害のある方から、様々なSOSをいただきました。
水や食料など、震災直後の緊急支援的なものから、ブルーシート張り、
瓦礫の処理、さらには住宅探し、不要な家財の処分、引越し、室内の整理など、
SOSの内容は多岐に渡っております。
このようなニーズに対して、
全国から多くのボランティアのみなさまに集まっていただき、
これまで活動を続けてまいりました。
このような活動は、
被災された一般の方に対する支援の枠内で収まるものではありませんでした。
障害のある方が被災を受けると、一般の方以上に大きな打撃を受けます。
ですので、一般の方に対する支援と同じレベルで支援を受けても
障害のある方のニーズを満たすことは出来ません。
また、一般の方に対する支援と形式上同じ支援が提供されたとしても、
合理的配慮が無ければ実質上同じ支援を受けることは出来ません。
そういった観点から活動してまいりましたが、
障害のある方からのSOSはいまだ続いております。
この新しい被災地障害者センターくまもとを拠点に、
今後はこれまで支援が手薄だった益城町や周辺市町村の
被災障害者に対する支援を強化していきたいと思っております。
今後とも関係各位のご協力を切にお願い申し上げます。
(被災地障害者センターくまもと事務局長 東 俊裕)
♥スピーディーでパワフルに!!
木山仮設団地地域支え合いセンターでは、
毎日のように各集会場で行事が催されています。
カラオケやエアロビ体操で皆さんとご一緒させていただくなかで、
震災時の様子や生活上の悩みを打ち明けられることがありました。
また、個別訪問では、笑顔で受け入れていただき、
地元への愛着や昔話、趣味の話などをお聞きし、
支援者としてコミュニケーションの大切さを改めて感じました。
今後もYMCAのみなさんと協力し、住民の方からの信頼を得られるように、
積極的に活動に参加してスピーディーでパワフルに
楽しくがんばっていきたいと思います!(熊本・里﨑 、愛知・清水)
♥思い出を胸に新たな一歩を!!
益城町寺迫において、被災地障害者センターくまもと・障害者がともに暮らせる
地域創生館の開所式が21日(火)にあり、
準備や運営、片付けに関わらせて頂きました。
翌22日(水)からは地域からの依頼で引っ越しや家屋の片付けなどを行ないました。
地震から1年が経とうとしている今も、地震の影響で土壁がそのままだったり、
穴の空いた屋根から雨水が入り、畳が腐っていたりしていました。
物を片付ける際、
当事者の方から「思い出があるものでも移転先では邪魔になるから」と
手放されている感じも見られました。
片付けも次に進むには大切ですが、当事者の方の思いを大切にして、
できる限り気持ちに寄り添うことを心がけて作業に取り組みました。
(滋賀・奥村 、熊本・西田)
♥これまでから、これからの想いや人のつながりを支援に
いつまで、どこまでの支援が必要なのか?これからをどうしていくのか?
先が見えないような、でも見えているような、不安と緊張が強かった熊本の空気が、
徐々に変化している事を感じることができたように思います。
しかし、広範囲での被災状況をみると、まだまだ被災地だな―と改めて痛感しました。
もうすぐ1年、これまで積み重ねてきた支援をこれから、
どのようなカタチができるのか創造していくのかな?
とドキドキ・ハラハラ・ワクワクしながらの1週間の支援でした。
これからもみんなで繋がっていくばい!ありがとうございました。
40クールの入った2月22日(水)は、ピンクシャツデ―「いじめについて考え、
いじめられている人々と連帯する思いを表す」YMCAの取り組みと重なったばってん、
タイトルばピンクにしちゃったもんねー。
(スタッフマネージャー 鹿児島・浜崎)
熊本県外で初めての震災関連死 ~大分県で3人の震災関連死~ |
募金にご協力ください |
21日、大分県由布市は、市内で被災し、
その後死亡した男女3人を震災関連死に認定した。
総務省消防庁などによると、熊本県外で関連死が認められるのは初めて。
直接死50人と二次災害死5人、震災関連死は、
同日、阿蘇市で新たに認定された男性2人を含め、
熊本県内で146人、大分県で3人の149人となり、
熊本地震による犠牲者は、204人となった。 大分県由布市が認定した3人は、75歳以上の男性2人と女性1人。 避難生活を送ったり、入院したりしており、地震の影響で心身の負担が増し、 死亡につながったと判断した。 同市は死亡に至る詳細な経緯は 「個人が特定される恐れがあり公表できない」としている。 |
■銀行振込:ゆうちょ銀行
■郵便振替 |
=JDF関係者のみなさまへ=
JDF熊本支援センターは、現在の形での活動は今年度(3月)いっぱいで終結させることで準備を進めています。
現在のところ、3月までの人員は、おかげにより確保できる見込みとなりましたことから、
5月以降続けてきました派遣人員の募集は、2月7日にて終了させていただくこととしました。
ご多忙の中、これまで派遣にご協力いただいた皆様には、改めて心よりお礼を申し上げます。
JDF熊本支援センターは、現地の障害者団体等で構成される「被災地障害者センターくまもと」と一体となって取り組みを進めています。
活動内容は被災事業所や仮設住宅の支援、被災した障害のある方への個別支援等が中心です。
JDF熊本支援センターの活動をブログで発信しています。
「JDF災害総合支援本部」で検索ください。