被災地支援センター
つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで
熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.35
日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター
2017年1月30日発行(毎週月曜日発行)
JDF熊本支援センター
〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップⅡ-2号
TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail:jdfkumamoto@gmail.com
◆助成事業の経過報告◆
今号では、前回に続き、シンガポールの NGO、 マーシーリリーフ及び三菱電機株式会社による事業所への助成と、 公益財団法人ヤマト福祉財団からのJDFへの助成についてご報告します。 現地の障害者支援事業所ならびにJDFの活動に対する多大なるご支援に、 心よりお礼申し上げます。(事務スタッフ 松本 尭久)
Ⅰ.被災事業所の支援(マーシーリリーフ及び三菱電機)
にしはらたんぽぽハウス(西原村)
震災直後からJDFとして支援を継続し、現在も週に一度の支援を行なっている
「にしはらたんぽぽハウス」は、
法人本部から車で5分くらいの山間に宿泊訓練及び食品加工の事業所の建設を進めています。
今回は、その事業所の土地の購入に際し、助成をいただきました。
現在、建物の工事が進められています。
豆富工房 ゴースロー(熊本市)
建物が被害を受けていたゴースロー。
外壁・内壁及び屋根等の修繕に助成をいただきました。
修繕工事が終了したと 伺い、マーシーリリーフからお預かりしていた事業完了のタテを贈呈しました。
修繕が終わった建物は、豆腐づくりを行なうメンバーの活気であふれていました。
Ⅱ.支援センターの活動支援(ヤマト福祉財団)
JDF熊本支援センターの活動全般に対し、助成をいただきました。
このような使途を限定しない助成は、私たちの活動の大きな支えとなります。
全国からの支援スタッフの活動で、このご支援の期待に応えられるよう、
今後も充実した取り組みを進めていきます。
木山仮設団地 地域支え合いセンター(益城町)
◆事例検討会(ケアカンファレンス)に参加して~つなぐ~◆
支え合いセンターの事例検討会に参加しました。 障害児のいる世帯との信頼関係を構築する過程、多角的視点でのすり合わせや見立て、 他機関との情報共有・連携の大切さが挙げられました。 具体的にどこにどう“つなぐ”のか、障害福祉サービス内容や利用者負担等、 社会資源を知るという学びの場を通して、支援が点から線へ、 線から面へと広く深くつながる大切を感じました。 私たちにできることをもう一度問い直すよい機会をいただきました。
◆サロン活動の中から◆
毎週火・水・木でYMCA主催の、サロン活動が行なわれています。
活動内容は日替わりですが、カラオケや手芸・ぬり絵など、
いろいろな人が参加しやすいように工夫されています。
今回参加させていただいた日は、手芸が行なわれており、
畳のへりを使ってトイレットペーパーホルダーを一緒につくりました。
つくりながら、地震後の状況などを話してくださる方もおられ、
得るものがたくさんありました。(愛知県・原田恵子/熊本県・西田一也)
被災地障害者センターくまもと
◆日々前進◆
解体予定の依頼者宅の片付けを行ないました。
木造平屋の家の中の様子や瓦の損害、柱のずれなどは震災直後のままで、
被害の大きさが伝わってきました。
物がたくさんあり手をつけるのも難しく思える状況でしたが、
片付けをしていく中で、一つひとつ手に取り懐かしんでおられるご様子から、
ご本人にとって大切な物ばかりなのだと感じました。
大切な思い出がたくさんつまった家や物だからこそ、
丁寧に一つひとつご一緒に整理することが、
家だけでなく気持ちの整理にも繋がっていくことを感じました。
SOSはたくさんの人から届いていますが、
一人ひとりの思いに寄り添いながら向き合っていくことが大事だと学びました。
震災をきっかけに様々なニーズを聞くことで人と人とがつながり、
誰もが安心して暮らせる地域になってほしいなと強く感じました。
(滋賀県・奥村望/兵庫県・柿本大輔)
募金にご協力ください |
被災した障害のある人、事業所への支援活動や訪問調査などを行なうための費用とさせていただきます。 ご協力お願いします。 ■銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 ■郵便振替口座:00120-2-750236 |
=JDF関係者のみなさまへ= 引き続き支援員の派遣・応募をお願します! ●2017年3月末までの派遣にご協力をお願いします。
JDF熊本支援センターは、現地の障害者団体等で構成される「被災地障害者センターくまもと」と一体となって取り組みを進めています。 活動内容は被災事業所や仮設住宅の支援、被災した障害のある方への個別支援等が中心です。
JDF熊本支援センターの活動をブログで発信しています。 「JDF災害総合支援本部」で検索ください。