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被災地支援センター

つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで

熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.29

日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター

2016年12月5日発行(毎週月曜日発行)

JDF熊本支援センター

〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップⅡ-2号

TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail:jdfkumamoto@gmail.com

 JDF熊本支援センターの支援活動も、節目の第30クールを迎えました。 被災地障害者センターくまもと、熊本 YMCA などと協力して、 避難生活から仮設住宅での生活へとステージが変わる中で、 支援活動を継続しています。 支援を求める声に応えたい、でも自分たちはわずか一週間で居なくなってしまう。 そんなジレンマを抱えながらも、少しでも自分たちの経験を生かしてもらいたい、 仮設住宅での暮らしを少しでもゆたかなものにしたい、 という思いで一週間、活動してきました。 節目の第30クール、今後の連携や協力につながる糸口をつかんだクールにもなりました。 支援員は神奈川・愛知・滋賀・大阪・福岡・鹿児島より7人が集まりました。 支援員のみなさんに活動報告 や各現場で感じた想いを語っていただきます。

 

活動記録を入力したり、熊本YMCAの方たちと打ち合わせする様子

◆日常が日常でない生活の中で・・・

 木山支え合いセンター(益城町)
 木山仮設住宅での支援が始まって1カ月。 緊急の支援のニーズ が寄せられ、試行錯誤しつつ、 熊本YMCAとJDFがそれぞれの強みを活かせる協力関係の方向性が、 少し見えたように思います。
 熊本YMCAの方たちと、障害福祉の制度やサービスの仕組みなどを共有できました。 障害のある人、その家族の生活を支えたい、という想いは、熊本YMCA のスタッフ、 役場のスタッフ、わたしたち、共 通です。 大変な中でも、今後の連携に向けて前向きにとりくみが動き出しています。 少しずつ関係をつくりながら、ようやく見えてきた協力の道筋が、 今後も太く拡がっていくことを願っています。
(鹿児島・浜崎倫洋/大阪・大和さやか)

片付け支援等で、トラックで荷物を運ぶ支援員

 

 

◆一日でも早い生活復興を

 被災地障害者センターくまもと(熊本市)
 震災により、転居しなければならない方の、行政との転居先の相談同行や、 家の片付け、買い物の支援などの様々な種類の活動や支援を行いました。
 震災に起因するケースだけではなく、震災が起こったことで、 本人が必要とする社会資源が浮き彫りとなり、 初めて支援の窓口にたどりつけるケースが数多く存在することを知りました。
 一日でも早く、新しい生活に慣れ、安心した生活ができるよう、 今後も継続的な支援が必要だと思いました。
(愛知県・國島昴/福岡県・樺島拓/福岡県・岩崎さとみ)

 

お弁当の写真

◆みんなが集まるその場所へ

 にしはらたんぽぽハウス(西原村)

 初日、不安一杯でたんぽぽハウスに向かいましたが、その気持ちは一変しました。 職員、利用者、地域の方、ボランティアの方、立場に関係なく「家族」のような雰囲気でした。 震災直後など以前の様子と比べると、少し落ち着いた状態とおっしゃっていました。 わずか4日、自分たちが役にたつということではなくそこへ溶け込むことが大事だと感じました。 また、普段経験できないことをわずか4日間のあいだに沢山させていただき逆にパワーをもらえました。 そのパワーを自分たちの地域で も広げていくことで、今度は熊本へパワーを届けたいです。
(神奈川県・浦郷大佑/滋賀県・井川和也)

 

 

生活再建と“支援格差”
【2016年11月29日付 熊本日日新聞 社説】

募金にご協力ください

 被災した障害のある人、事業所への支援活動や訪問調査などを行なうための費用とさせていただきます。 ご協力お願いします。

 

■銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店
当座:0750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金

■郵便振替口座:00120-2-750236
口座名:日本障害フォーラム災害支援金

 熊本地震に伴い市町村が設置していた指定避難所が、今月ですべて閉鎖された。 今後は、2年という仮設住宅の入居期間の中で、 被災者の自立に向けた生活再建が最重要課題となる。 その鍵を握るのが、個々の課題を把握した上で被災者と向き合う支援態勢だろう。 (中略)
 そんな中、気になるのが、みなし仮設や自宅で暮らす被災者へのフォローだ。 みなし仮設は24市町村に約1万2千戸と、仮設住宅の約3倍に上るが、 それまで住んでいた市町村から転出したケースの多くは支援態勢が確立されていない。 行政やボランティアの調整を担う「くまもと災害ボランティア団体ネットワーク」 によると、多くの自治体が情報収集に苦労しており、 県外避難者に至ってはほぼ手付かずの状態という。
 こうした問題は当初から指摘されていた。特にみなし仮設の場合、孤立するケースも多く、 このままでは“支援格差”が生じかねない。 県は現在、市町村間の情報共有を目指しているが、対応が後手に 回っている。 県や市町村は最前線に立つ民間団体の声に耳を傾け、被災者支援に何が必要で、 何が不足しているのかという全体像を把握し、早急に対策に移す必要がある。(中略)

 

=JDF関係者のみなさまへ= 引き続き支援員の派遣・応募をお願します!

●2016年12月までの支援員は確保できました。2017年1月から3月末までの派遣にご協力をお願いします。

 JDF熊本支援センターは、現地の障害者団体等で構成される「被災地障害者センターくまもと」と一体となって取り組みを進めています。 当面は、被災事業所や仮設住宅の支援、被災した障害のある方への個別支援等を行なっています。

主な活動

●被災地障害者センターくまもととの協力(生活支援等) ●仮設住宅支援 ほか

・3年以上の福祉職経験者を募集します。日曜日14時に集合し、次の土曜日(7日間)11時頃に解散となります。

・集合場所:JDF熊本支援センター(熊本市東区長嶺南4-4-60 長嶺ステップⅡ-2(1F))
※現地のニーズに応じた活動を展開するため、予定が変更になる場合があります。ご了承ください。

JDF熊本支援センターの活動をブログで発信しています。
「JDF災害総合支援本部」で検索ください。
(http://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/sac_info.html#kumamoto)


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