被災地支援センター
つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで
熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.2
日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター
2016年5月30日発行(週に1回発行)
全国からの支援員がくまもとに集結!第2クール・第3クールが終了しました!
「熊本地震」から1カ月半がたちました。今なお、避難所で過ごしたり、車中泊で朝を迎えたり、
危険とわかりながらも赤紙が貼られている家で過ごす人たちがたくさんいます。
そのような中、JDF熊本支援センターでは、各地から支援員を募り、5月9日より①NSK(日本相談支援専門員協会)とともに
障害者手帳を所持している人のうち、福祉サービスを利用していない等、より緊急度の高い人への訪問調査、
②西原村のにしはらたんぽぽハウスの支援、③行政や団体との連絡調整、事務作業等を行なってきました。
5月24日には、県やNSKと懇談をもち、支援員のみなさんが丁寧にききとった事例をもとに、今後の益城町での動きについて、
JDF熊本支援センターとして何ができるのかということを検討するなど、今後の動きを確認する1週間となりました。
熊本市内の調査を続けつつ、今週から益城町への第二次調査がはじまります!
益城町、熊本市南区、東区の調査が終了し、現在、熊本市西区(全1096件、うち391件をJDFが訪問)の調査をしています。
「てんかんの薬があと10日間で切れるけど、家族が忙しく通院ができない」「地震時にお風呂に入っていた自閉症の子どもが、
それ以来浴槽につかることができない」など、地震により影響が出ているケースが多く見られました。
「以前から課題を抱えている家族が地震の影響でさらに困難な生活を強いられ、精神的な負担が高まっている」、
「とてもここには人が住んでいないだろうなと感じる危険な家にも障害のある人が住んでいる」といった報告もありました。
今週からはまた新しい動きが始まります。これまでの活動に加え、益城町で2次調査が必要と報告された34件に対して、
県や県内の障害者団体とともにに訪問し、緊急ニーズ等に対応することになりました。また、来週のニュースで報告します!
全国からの支援員からのメッセージを一部紹介!
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(活動を終えての感想)
- 「災害」は「障害による生きづらさを増幅する」と同時に 「災害は貧困による生きづらさを増幅する」と感じる5日間でした。(埼玉) (次の支援チームに引き継ぎたいこと)
- まずは現状を見て、被災を肌で感じとってほしいです。 被災前から行き届いていなかった福祉サービスの現状をひしひしと感じると思うので、 目の前にいる人の気持ちに寄り添ってください。(京都) (被災地へのメッセージ)
- これからも長いスパンで関わっていきます。一緒にがんばりましょう!(愛知)
にしはらたんぽぽハウス支援状況
益城町と同様に被害の大きい西原村。
そこには障害の有無に関係なく地域の人たちのために奮闘する
にしはらたんぽぽハウスがあります。
5月9日から通所が再開されましたが、地震前の作業には戻っていません。
「早く地震前のようにみんなで作業をしたい」
そんな思いで利用者さんは仕事に励まれています。
そして、今もなお自宅で生活ができない方や、危険な家で生活されている方がいます。
そのような中、地域の人たちに10円みそ汁や10円サラダを提供したり、
金曜日は「ラーメンデー」、土曜日は「子ども食堂」「ボランティア食堂」などを開き、
避難所や地域の人たちにあたたかい食事をふるまっています。
<センターへの主な来訪者>
- 5月23日 日本身体障害者団体連合会 阿部一彦会長
熊本県身体障害者福祉団体連合会 岡部惠美子会長、竹田勉常務理事、榮田穂波事務局次長 - 5月27日 キリン福祉財団 山形伸次様
- 5月28日 日本盲人会連合 竹下義樹会長(JDF災害総合支援本部長)
<人員派遣を募集します!>
JDF関係団体のみなさん、被災地の障害のある人たちのために一緒に活動していただけませんか?
●調査員 毎週10名 ●支援員 毎週2名 (6月12日以降)
- 日曜日14時に集合し、土曜日12時頃解散となります。
- 集合場所:JDF熊本支援センター(熊本県身体障害者福祉センター2階・第3会議室)
<募金の協力をお願いします>
下記銀行口座または郵便振替口座に払込をお願いします。
◯ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236
口座名:日本障害フォーラム災害支援金
◯ 郵便振替口座:00120-2-750236
口座名:日本障害フォーラム災害支援金
JDF熊本支援センター連絡先 熊本市東区長嶺南2-3-2
熊本県身体障がい者福祉センター2階第3会議室
TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591