被災地支援センター
つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで
熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.18
日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター
2016年9月19日発行(毎週月曜日発行)
JDF熊本支援センター
〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップⅡ-2号
TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail jdfkumamoto@gmail.com
上益城圏域自立支援協議会定例会にオブザーバー参加
御船町、嘉島町、益城町、甲佐町、山都町からなる自立支援協議は、
各町福祉課と相談支援事業所、
支援学校の先生らの出席のもと甲佐町役場で開催されました。
議題は、虐待防止センター報告、障害者差別解消法に伴う地域協議会の設置、
地域生活支援拠点等の整備についてです。
意見交換では、サービス等利用計画の状況について、
モニタリング等の承諾を得るのに片道90分を要するケースや、
ケースの数を増やすと相談者のニーズにそった
丁寧な支援が難しくなるなどの意見が出されていました。
オブザーバーでの参加でしたが、
「他の府県の様子も」と発言させていただく機会もありました。
引き続き、オブザーバーとして参加することになります。
19クール活動報告(13名が全国から集まりました。)
◆被災地障害者センターくまもとのSOSチラシ対応
被災地障害者センターくまもと(以下:センター) からの「SOSチラシ」配布を契機に、障害のある方々からは、 未だたくさんの相談が寄せられています。 今クールでは「生活再建」に向けた相談が多く、 引っ越し準備のための荷造りや片づけ、住宅取り壊し前の家財処分等、 震災を起因とする支援ニーズはもちろん、それ以上に精神障害のある方等から、 震災前からの日常的支援ニーズであったと思われる 生活ゴミ処分のニーズが多く寄せられています。 支援要請をきっかけに、これまで見えていなかった支援ニーズが顕在化し、 センターからの情報提供や連絡調整にて、 適切な福祉サービスにつながるケースも多々見られました。 (山形:中村、神奈川:板垣・大野)
◆益城町総合体育館
益城町総合体育館に避難されている方は214名(9月16日現在。ピーク時1352人)
となりました。
避難所からの移住が進む中、9月12日に最終の第4次仮設住宅の発表があり、
大半の方が決まりました。
しかし、依然として行先が不透明な方もいます。
そのような中、町として最後の避難所である益城町総合体育館の避難所閉鎖時期
(10月31日)が発表され、避難所生活をしている多くの方の動揺を感じました。
JDFは被災者の声に耳を傾けてきました。
今、その声を次の形につなげていく時期に来たのだと思います。
力をあわせてきたからこそできる益城町の方々
・熊本YMCAとJDFとの連携を大切に、
今後は被災者が少しでも復興を感じ取ってもらえるよう、
支援を考えていければと思います。(福岡:石原・和歌山:谷口)
わたしたちの支援を待っている人がたくさんいます!
~引き続き支援員の派遣・応募をお願します!~
◆にしはらたんぽぽハウス
今回の支援での私たちの工夫は、昼食が遅れないように、
午後は、翌日の昼食の仕込みをする事にしました。
そうした様子を興味深くたんぽぽの利用者が見てくれていて、
「何を作っているの?」と聞いてくれました。
そこから交流がスタートしました。
3日目は、私たちにも余裕ができ、午後のおやつとして、
サータアンダギーを作りました。利用者の方だけではなく職員の方も喜んでくれました。
私たちが一所懸命努力すればするほどすぐに理解してくれる、
にしはらたんぽぽハウスの皆様に感謝です。本当に励みになりました。
(山形:渡部・東京:小林・愛知:濱上)
◆ワークセンターやまびこ
ワークセンターやまびこの皆さんと一緒に作業をしました。 毎週支援員が入れ替わることに抵抗なく、 利用者の方から近寄って作業を教えてくれました。 会話をしながら作業することを楽しみにしている印象を受けました。 一方で、震災により職員が不足し、 作業所を再開するまでに多くの困難があった経過の話も聞かせて頂きました。 今は元気よく通っている利用者の人達も、大変な思いをされた背景を受け止めつつ、 寄り添うことの大切さを教えられました。(福岡:矢野・埼玉:斉木)
=JDF関係者のみなさまへ=
<派遣支援員を募集しています>
JDF熊本支援センターは、現地の障害者団体等で構成される 「被災地障害者センターくまもと」と一体となって取り組みを進めています。 当面は、県・市町村の要請のもと、関係団体と連携しながら障害者の訪問活動を行うとともに、 障害のある人のくらしの支援や避難所での生活支援、 被災事業所での活動支援等を行っています。
●被災地障害者センターくまもととの協力(生活支援等) ●益城町総合体育館避難所支援 ●事業所支援 ほか
・3年以上の福祉職経験者を募集します。日曜日14時に集合し、次の土曜日(7日間)11時頃に解散となります。
・集合場所:JDF熊本支援センター(熊本市東区長嶺南4-4-60 長嶺ステップⅡ-2号)
●JDF熊本支援センターの活動をほぼ毎日ブログで発信しています。
「JDF災害総合支援本部」で検索ください。(http://www.dinf.ne.jp/doc/JDF/sac_info.html#kumamoto)
●支援員の派遣は当面12月末まで延長し、その後も、2017年3月末までの体制を予定しています。
現在、9月25日(日)以降の支援員が不足しています。引き続きみなさまのご支援をよろしくお願いいたします。
※現地のニーズに応じた活動を展開するため、予定が変更となる場合があります。ご了承ください。
<募金にご協力ください> | 「避難者69人行き先『未定』益城町38人は半壊以上」
【2016年9月15日付け 熊本日日新聞】 |
被災した障害のある人、事業所への支援活動や訪問調査などを行なうための費用とさせていただきます。 ご協力お願します。
■ 銀行振込:ゆうちょ銀行
■ 郵便振替口座:00120-2-750236 |
熊本地震で大きな被害を受けた益城町で、町総合体育館に避難中の220人のうち、
69人の行き先が決まっていないことが分かった。
町議会の災害復興特別委員会で14日報告された。 町災害対策本部などによると、そのうち38人は自宅が半壊以上、 25人は一部損壊の住人で他6人は町以外の人たちなど。 町の聞き取りなどに対し、いずれも避難先を出た後の行き先を決めていないとしている。 町が開設中の避難所は同体育館のみ。 町内には応急仮設住宅の整備が進んでおり、町は入居完了まで避難所を維持する方針だ。 仮設住宅には空きがあり、半壊以上の住民が希望すれば相談に応じる。 町は「行き先を決めかねている人については、 丁寧に面接を重ねていきたい」としている。 一方、行き先が決まっている151人の内訳は、 ▽仮設住宅122人▽みなし仮設18人▽応急修理を終えた住宅11人 町議会は同日、9月定例会を10月に延期することを確認。 町執行部が復興対応に追われていることなどが理由としている。 |