被災地支援センター
つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで
熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.14
日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター
2016年8月22日発行(毎週月曜日発行)
熊本支援センター
(〒861-8039熊本県熊本市東区長嶺南2丁目3番2号
熊本県身体障がい者福祉センター1階プレイルーム)
TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail jdfkumamoto@gmail.com
9月4日(日)スタートの第18クールより、新拠点に!!
現在使用させていただいている熊本県身体障がい者福祉センターは、9月4日(日)午前までの利用となっています。 5月から4カ月にわたり大変お世話になりました。この間、新しい拠点を求め奔走しておりましたが、やっと移転先が決まりました。 現在の事務所から徒歩10分弱のところに入居できることになり、引越しのために急ピッチで動きをつくっています。 第17・18クールのスタッフのみなさんには引越しをお願いすることになりますが、よろしくお願いいたします。
〒861-8039
熊本市東区長嶺南4丁目4-60長嶺ステップⅡ-2号
「長嶺団地」バス停より徒歩3分
(熊本駅→熊本市電水前寺公園→都市バス水前寺公園前県立図書館入口→
熊本都市バス【県1】または【県3】に乗り換え、長嶺団地下車。)
~第15クール(8月14日~8月20日)支援活動報告~
被災地障害者センターくまもと(支援スタッフ 滋賀県・外山/伊吹、大阪府・宮西)
来た直後は、「熊本の被災状況は4ヶ月前からぜんぜん進んでいないんじゃないか?」と感じてしまったが、
自分たちが現場に出掛けて一緒に作業する中で、一歩ずつではあるが、状況は進んでいるのだと実感しました。
何日間か全壊のお宅にお邪魔して、瓦礫撤去を手伝わせていただきましたが、ご夫婦が震災時のお話して下さいました。
お話を聴く事が気持ちのケアの点でも、重要な活動になることを実感する事が出来ました。
益城町総合体育館・避難所支援(支援スタッフ 神奈川県・島田、愛知県・松田)
第15クールから、益城町総合体育館の避難所支援の活動がスタートしました。
他の支援団体と連携して今後の活動の基盤をつくる週だったため、JDFの存在を知っていただいたり、
たくさんの方と対話をしたり、活動マニュアルづくりをしてきました。
これから、MSW協会や生活相談窓口などの団体とますます連携しながら活動していく事になると思いますが、
キーワードは「連携」・「つなぐ」・「傾聴」だと感じました。
にしはらたんぽぽハウス(支援スタッフ 神奈川県・小沢/海原)
月・火曜日はにしはらたんぽぽハウスはお休みだったので、正味3日間お手伝いに入りました。
小沢さんは、先週に引き続いての活動だったため、利用者さんからも気軽に声を掛けてもらっていました。
たくさんの地域の人や全国の方たちとつながっていて、毎日何かしらのイベントや交流が行われていました。
「何でもあり」の作業所パワーがあって、自分が作業所を立ち上げた頃のことを思い出しました。
最終日、メッセージと共に汗取りタオルを下さる方がいて感激しました。
ワークセンターやまびこ(支援スタッフ 京都府・川田)
お盆休みが明け、火曜日からの活動となりました。
人手が足りないなか、職員の方々は利用者さんに寄り添って支援されていました。
利用者さん同士も助け合って作業をしていて、それぞれが主体的に動こうとしておられたのが印象的でした。
=JDF関係者のみなさまへ=
<派遣支援員を募集しています>
障害のある人の暮らしの支援や避難所での生活支援、被災事業所での活動支援等をおこなっています。
☆被災地障害者センターくまもととの協力(生活支援等)☆益城町総合体育館避難所支援 ☆事業所支援 ☆その他
・3年以上の福祉職経験者を募集します。
・日曜日14時に集合し、次の土曜日(7日間)11時頃に解散となります。
・集合場所:JDF熊本支援センター(熊本県身体障害者福祉センター1階・プレイルーム)
(冒頭にも触れましたが、9月4日(日)第18クールより、活動拠点が移転します。お間違い無きよう!
※支援員の派遣は当面12月末まで延長します。その後も3月末までの体制を準備しますので、ぜひともご協力をお願いいたします!!
☆現地のニーズに応じた活動を展開するため、予定が変更となる場合があります。ご了承ください。
<募金にご協力ください> | 「社説」~つかめぬ避難全容~ 【熊本日日新聞2016.8.16日付、2面より】 |
被災した障害のある人、事業所への支援活動や訪問調査などを行なうための費用にとさせていただきます。 ご協力お願します! ■ 銀行振込:ゆうちょ銀行 ■ 郵便振替口座:00120-2-750236 |
熊本地震から4ヵ月が経つが、被災自治体が住民避難の全容をつかみ切れていない実態が明らかになった。 指定避難所や仮設住宅には入らず、個別に避難を続ける住民の様子がほとんど把握されていない現状だ。 家族に障害や病気があり、周囲とのトラブルを避けて車中泊を続けたり、 高齢のために生活の変化を好まず全半壊の自宅や周辺にとどまったりする人がいる。 生きがいとしてきた畑仕事が続けられなくなる、とつぶやく高齢者がいる。 そう考えてひっそりと軒先避難や全壊の自宅での暮らしを続ける人たちをどうサポートするか。 現状把握こそが第一歩だろう。 避難の実態を見逃していけば、多くの震災関連死が危ぶまれる。 被災者の「生きがい」や「人とのつながり」まで目を向ける必要があろう。 きめ細かく、個に応じた支援こそが求められている。 |