被災地支援センター
2011年4月28日
宮城県東松島市における訪問支援活動について(報告)
日本障害フォーラム みやぎ支援センター
日本障害フォーラム(JDF)みやぎ支援センターは、被災障害者、事業所の実態把握と緊急生活支援の提供と仲介、復興支援への提言等の活動を目的として3月30日に開設されました。
約1か月に及ぶ津波被災地域を中心とした訪問支援活動により、被災事業所の現状や課題を一定明らかにしてきました。しかし在宅の障害のある人たちの安否確認や状況については、いまだ十分に把握できているとは言えない状況があります。
そのような中でも東松島市においては、訪問活動開始の早い時期から避難所訪問を行い、地域の保健師等の専門職種と関係づくりを進め、行政と民間組織が連携した訪問活動の成果を作り出してきました。
これは、甚大な被災状況にありながらも、何とか障害のある人たちの現状を把握しようとする市町村の専門職や行政機関の柔軟な姿勢と民間での丁寧な聞き取り調査とその場で把握したニーズに適切に対応する活動を通じて一定の信頼関係を築き、生み出されてきたものといえます。
まだまだ部分的なものではありますが、別紙のとおり活動をご報告いたします。未曾有の災害に対し、通常の生活の中でも制約や制限のある障害のある人たちの暮らしは、一層厳しい状況に置かれております。官、民が力を結集し、1日でも早い実態把握と支援の提供がなされるよう、JDFみやぎ支援センターも引き続き努力いたします。
○訪問調査活動期間 2011年3月31日(木)~4月26日(火)
○訪問調査および支援数 99名
○訪問調査参加支援員(JDF)延70名